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ワールドフレンドウォーズ  作者: 冬こもり
最後の戦の準備期間
87/139

かくれんぼor鬼ごっこ

【始まりの町】


《噴水広場》


「ここに入って3年が経ったのよね~」

「あっ!チャンピオンだ!」


男性5人組のパーティーに声を掛けられた。


「こんにちは~」

「ははっのんびりモードだな」

「皆さんはこれからどこに?」

「これからダンジョンでレベル上げだよ、昨日の訓練が終わった後に教官様に呼び出されて相棒鍛えろと言われてな」

「そうですか、お気をつけて」

「あぁ、チャンピオンもな」


そう言って5人組は正門を通って連れ歩いていた子馬や狐を元の姿に戻し背に乗ってどこかに向かっていった。


「ここは穏やかに時間がながれて良いねぇ」


のんびりとしていると見たことがあるローブに付いているフードを頭に深く被った人物が露店で買い物をしていた。


「あれって…嘉帆?」

「(・ー・)」

「ロゼッタにもそう見える?」

「出会った当初は眼鏡してなかったけど……コレが変化ね」


食材を買って紙袋に入れて貰っているー…あっどこかに行っちゃ……のんびりしてる暇ないわ!追わないと!


「ロゼッタ!行くわよ!」

「(・ω・)」


あたしが嘉帆?の後を付け始めようとしていると嘉帆の方もあたしに気付いたのかはや歩きで歩き出した。

追いかけっこが始まったと思ったのはつかの間か裏路地に逃げ込まれた。

嘉帆ったら3年盗賊をしていた分こういった場所に詳しいのかしら?


「ロゼッタどの方向に向かったと思う?」


ロゼッタは風を感じとる為に目を瞑り瞑想を始めたが少しすると鼻提灯を出し始めた。


「ちょっ寝ないのよ」


ロゼッタの鼻提灯が割れるとロゼッタは目を開けて方向を指し示した。


「この方向は桜の森ね…まさか盗賊とまた会ってるのかしら?」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


【桜の森】


《桜の段々畑》


「ふぅ…どうにか巻いた?イルゼ」


イルゼはコクンと頷いた。


「何か目線を感じたと思ったらまたすぐに再開するなんてね」

「(  ̄ー ̄)」

「わかっているよイルゼ…またひとりと1匹の旅に戻ったんだ…暫くはイルゼだけと行動を取るつもり。それにしてもやっぱり追って来てるね」


マップを覗くとピカピカの王冠マークが着いたのがこちらに向かって来ている…どう見てもいなりだよね?…ザイン親分様と桔梗と強いふたりは海の方に行けたみたいだし…残る問題はいなりか。


「わたしたちもマップを見ながら移動しよう」



数十分後




「いい加減待ちなさい!帆!謝らせてー!」

「その事はもう済んでるよ2年前に!…相変わらず早い!やっぱり王冠マークはいなりだった…!」


最初はお互い歩きながらの移動をしていた。わたしが隠れて姿を眩ましたり隠れんぼの様な事をしていたら、はや歩きになり今は追いかけっこになっている。

辺りの様子を見ながら隠れられそうな場所を物色していると。


「今日こそ逃がさないわよ!」


矢張追い付かれそうになったがわたしだって3年間盗賊たちとすり抜け等やって来たんだ…それくらいは出来る!

いなりは服に付いているフードを掴もうとしたがスカッと避けいなりは転けた。


「さっ避けた!」

「ごめんっ」


嘉帆はいなりが転けている隙を付いて距離を開けて隠れ休憩を入れた。

そして暫くして奴は現れた。


「嘉帆さ~んどこに居るの~?」

(出会った当初はこんなんじゃなかったよね!?)

「隠れても無駄よ~?」

(ひぃ!この3年何があった!怖っ!)


既に夜となった森の中…そして月夜に浮かぶ恐ろしいシルエット。


「嘉帆~」

(………次の逃走のルート考えないと?)

「どこかしら~」


マップにはピカピカの王冠マークがこちらに一歩また一歩と近付いて来ている。

そして隠れている木の裏側にいなりは立った…居場所バレとるやん。


「嘉帆、お願いだから出てきてくれない?」

(バレとる…)

「久し振りに弥一郎さんとあたしと挂帆で飲みに行かない?」

「君は何処どの親父だ」


木の根の窪みから出ていなりの前に出ることはないが、大木にお互いの背を向けるといなりも大木に背を向けた。


「あたしの目の前に出てきてくれないのね」

「ようやくまた自由になれたからね…もう少しほっといてくれない?」

「えぇ~」

「君は今やこの東のチャンピオンだ、こんなことしてる暇はないんじゃない?」

「そんな事はないわよ。役割を決めてプレイヤーたちの強化はヤチヨ教官にやって貰ってるし…あたしも情報集めとかしてるわよ?」

「その辺の話は聞いてたから知ってるよ」

「こう言った事はあんまり聞くことじゃないけど…眼鏡付けるようになったのね」

「見えない変化って言う奴さ…」

「ねぇ、どうして盗賊をすることになったの?」

「……………」

「話してくれないのね」

「その辺はね…」

「…無理に誘っても嫌がられるだけだから、今の所は引くわ。嘉帆に言っておくわ。あたしの最後のパーティーメンバーに入って欲しいの」

「…………」

「実力がどうとか関係ないからね?気心が知れた中の人に入って欲しくて…どれくらいしたら返事くれるかしら?」

「……スカイエデンのヤチヨ教官殿に言付けを頼むよ(いなりのパーティーのプレイヤーは許可を出している?)」

「わかったわ」


あたしがそう返事をすると嘉帆は森の奥に入って行った。


「この辺はヤチヨ教官は知ってるかしら?連絡取って聞いてみても良いかも」


この後に沙葉たちと合流して直ぐについ先程あった事を話したら皆引いてた。沙葉は「嘉帆ちゃんから見たいなりは怖かったでしょうね」と言ってた…失礼な、そこまで引き吊った表情してなかったわよ。寝る前にヤチヨ教官にアポを取ってから寝た。




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