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ワールドフレンドウォーズ  作者: 冬こもり
東の頂点を取るまでの道
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ヒデルからの呼び出し

【いなりと沙葉のシェアハウス】


《リビング》


「やっぱりこの場所が落ち着くわ~」


窓ガラスに映る大量のゾンビを見ながら言った。


「いなり、現実を見ようか?」

「食料はあり得ないほどあるし籠れるわよね!」

「ふたりは平気かな?」

「大丈夫よ、人並みに料理は作れるでしょう」

「いつになったらこのイベントが終るか…」

「原因を止める為のアイテムがどこかにあろうとも今回は大人しくさせて貰おうかな?」

「私たちが派手に動く理由は無いからね、いなりは何かするの?」

「筋トレかな、ダンベル使ってね」

「そういった訓練やってたんだね」

「習慣になっちゃったわね」

「私もやろうかな…三日坊主になるかも」

「それなら、あたしが簡単なトレーニングを教えるよ、とみさん特製のトレーニング方は無理なく出来るやつだからさ」


あたしはリュックからダンベルを取り出し沙葉にトレーニング方を教えながら筋トレを始めた。



【武治と弥一郎のシェアハウス】


《リビング》


「アニキの筋肉スゲー!」

「ライセンス取るときに徹底的に鍛えられたからな…最初はキツかったが慣れると面白くなってきたよ」

「おれもいつかアニキ見たいなソフトマッチョに成りたいな!」

「子供の内に筋肉を付けすぎると短男に成るぞ」

「えっ」

「軽い筋トレなら良いけどな本格的に始めるなら14くらいからが良いんじゃないか?」

「えぇ…」

「俺もこんな風になったのはヤチヨ教官たちのの訓練をして引き締まったからな」

「いなりも…」

「いなりちゃんもやってたぞ、俺よりは軽いメニューでな」

「おれより体力とか凄そうなんだけど」

「凄いんじゃないか?シャトルランなんて80を越えてたし」

「えっ」

「握力の検査なんて小学生なのに45あったからな?」

「オレより強い…だと」

「あの訓練の日々は本当にキツかったからな、良く乗り越えられたと思うよ」

「…おれも鍛えだそうかな?」

「無理なく少しずつな、メニュー作るか?」

「アニキ!よろしくお願いいたします!」



それから10日が過ぎると【東のプレイヤーがゾンビ大量発生の原因を突き止め【甦り帰りの宝玉】を破壊し見事終わらせました!おめでとうございます!】とアナウンスが流れるとゾンビがいつの間にか消えあたし達も元の姿に戻った。

西は東より5日早くこのイベントをクリアしていた。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



【始まりの街の育成センター】


《客室》


「それじゃ、泰帆ここに来たんですね」

「あぁ、置き土産しやがったよ」


あたしたちはヒデルさんに呼び出され話に来ていた。


「ワールドアイテムを押し付けにな、そしてワールドアイテムに対しては皆さんで話し合って使ってくれっの言い残したよ。

ひとつは使えそう何だがもうひとつは禍々しくて開けるのも嫌だったが確認してな【聖なる収納箱】に入れておけば四年後には呪われる心配なくワールドアイテムとして使えそうだよ」

「結構掛かるんだな」

「呪いの力が強すぎるんだ、あのお嬢ちゃんは見た瞬間にヤバそうと感じて触らない様にしてあの箱に入れたらしいからな、その判断も正解だった」

「それで他のプレイヤーたちはどうしたんですか?」

「ワールドアイテムに関してはまだ使うときじゃないのとそのままワシに保管してくれと言って行ったよ。それもトッププレイヤー達がそういったからか他のプレイヤー達も何も言わなかったな」


結構使わせろ!って迫ってくるプレイヤーさん居そうだけど。


「その辺は東は理性が働くのが多いってことだ、お前たちはトーナメントに選ばれたんだってな、祝いの品を受け取れ」

「受け取って良いものかしら?」

「狙われそうで怖いよな」

「大丈夫、例のリュックを使ってるからな」

「そういった物に関しては仕方ねぇ、競うゲームには良くあることだからな」


いなりたちは【エリクサー】を手に入れた!


「私たちは何をしていれば良いんですか?」

「相棒をトーナメントが始まるまで鍛えたりこれまで頑張ったとご褒美期間を作ったり何て良いかもな」

「大空を飛び回っる練習したいわ」

「たまには大空を自由に飛んでやりたいな」

「おれアニキの相棒に乗る!」

「私はロゼッタに乗せて貰おうかな?」

「言ってこい、またな」


始まりの街の広場から大空に向かって行った。

沙葉と武治は酸素の薄い場所だと危ないからギリギリの場所まで浮かび夕方になるまで過ごしキャンプゾーンに家を建てゆっくり過ごした。



そして………数日が経つと【西のチャンピオンが決まった】と東の陣営に情報が流れた。


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