東側の火山でGO!
「ただいま~!」
「……お帰りいなり」
「おう………お帰り」
「どうしたのふたりして!」
どうしたものかも辺りを見ていると………そこにはヤバそうな犬がおすわりをしていた。
「さっ沙葉…もしかしてロディーヌ進化したの?そっその……ゾンビ犬に」
「……うん」
「シークレット進化は本来なら難しいんだね……でも凄いよ…2日目に進化させちゃうんだから」
「でも進化した瞬間に言う事を聞くようになったんだぜ」
「だろうね」
「明日から武治と共に急激なレベル上げに行ってくる」
「わかった…あたしは行けないけど」
「良いの、いなりは今他のことで頑張って居るんでしょう?」
「ふたりとも気を付けてね」
「うん」
「ならパーティーを解除してあたしはサイゼンリアの街に沙葉と武治はダンジョンの中に籠る?」
「良いのかいなり?」
「うん、あたしもそっちの方が通うの楽だし…」
「わかった」
「今日までは無理やり合体させた家で泊まって明日からはそれぞれだな」
「ヒデルさんには連絡を居れとこうか、取りに行く期間を伸ばして欲しいってね」
「ふたりとも頑張ってね!」
「おう!」
「うん」
今日は豪華な洋食を食べてしばしの別れを偲んだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「はぁ~何か億劫になってくるわ…ひとりなんて久しぶり」
「(-""-;)」
「ロゼッタもね」
「( ´Α`)」
「あ~…大変よね…でも資格が取れれば移動が楽になるわ」
「(ーдー)」
「あはは……さて気合いをいれて行くわよ!」
「ヽ(`ω´)ノ」
【サイゼンリア飛行場】
【講義室】
「今日は遅刻者は0か!」
「「「YES!マム!!」」」
「貴様ら今日は外に出ての訓練だ!五分前後にサイゼンリアの東門まで来い!」
「「「YES!マム!!」」」
【ヴァンディル火山】
「今日はこの火山を登ってもらう!モンスターも多く、貴様らのモンスターには敵の排除をさせながら貴様らはこの山の頂上に向かうのだ!」
「マム!!」
「何だ!青トンボ!」
「相棒に乗るのは良いのでしょうか!」
「ダメだ!自力で登れ!!」
「「「YES!マム!!」」」
「時間制限は明朝の3時まで!では行ってこい!!」
こうしてまた山登りが始まりしかもモンスターがかなり現れ更に強いと来たが、さすが上位プレイヤーの泰帆ちゃんが居ることでどうにかなっているが泰帆ちゃんは死にそうな目で走っている。
弥一郎さんの大鷹もダメージを受けても敵に向かって行っている。
「いなりちゃんのドラコ凄いな!技を全て避けてる!泰帆ちゃんのグリフォンもな!上位プレイヤーになるとこんな芸当が出来るようになるのか!」
「ブルーフレイムドラコ……シークレット進化」
「え"っ」
「泰帆ちゃん知ってたんだ…」
「……わたしのイルゼは…ふぅ…普通の進化…ひぃ……走るのキツぃ……」
「なら希望は捨てなくても良さそうだ」
「ロゼッタ!また来たわよ!」
「( ;`Д´)」
「何かオラオラしてるぞ」
「今のうちにどんどん登れるだけ登りましょう!……泰帆ちゃん!頑張って!」
「無理そう………」
今回は協力してはダメとは言われていないので弥一郎さんと共に泰帆ちゃんを引っ張りながら中腹まで向かった。
【ヴァンディル火山】
《中腹……セーフゾーン》
「……………………」
泰帆ちゃんはセーフゾーンに着いた途端に倒れた…相棒のグリフォンが嘴を上手く使って介抱し、弥一郎さんは大鷹の相棒を介抱している。
ロゼッタは小さくなってあたしの腕に絡み付いてる。
「………後何分…休める…?」
「後30分だ、お昼休憩も含むだな」
弥一郎さんの言葉に反応した泰帆ちゃんは起き上がりとぼとぼと歩いて来て皆で昼食を取り始め携帯食を食べている。
あたしの方は沙葉の手作りサンドイッチとおにぎり!食べやすいようにしてくれたんだね!ありがと!………結構な量あるからふたりにも分けよう。
「ふたりとも食べる?」
「良いのか!いなりちゃん!君の分は!」
「あたしの分は平気ですよ」
「物々交換………旅先で汲んだ天然水渡す…」
「仲間内で弁当作らないよ…作ってくれねぇよ…いただきます」
「いただきます……」
物凄い勢いで食べ始めたふたり…そしてヨダレを垂らしながら近付いてきた相棒にも分けていた。
「これを小学生が作ってんのか!うめぇ!」
「確かに…」
「( ゜Д゜)ウマー」
「( ゜Д゜)ウマー」
~昼飯を食べ少し休憩中~
「……今日の内に料理器具を買って置こう……」
「いなりちゃんありがとな!」
「いえ…」
「俺の相棒があそこまでガツガツ行ったの初めてだ!」
「そうですか?泰帆ちゃんのも反応してたけど…」
「東の陣営にもシェフの人が居てね……その人の料理を食べた事がある…」
「あぁ!確か虎使いさんだよな!」
「そうその人…」
「へぇ~リアルでシェフだった人が居るのね!」
と残りの休憩時間を過ごし登山を開始したが料理を食べた調子が上がったグリフォンと大鷲が近付いてくるモンスターを排除したために楽々のぼって行けたが体力が底辺の泰帆ちゃんを弥一郎さんと共に引っ張りながら山頂に着いたのであった。
ロゼッタは悠々と優雅に飛びながら着いてきていた。
【 ヴァンディル火山】
《山頂………現在の時刻午前2時:27分》
「着いたぁ~!」
「クソ暑かったー!着いたぞー!……ゲームだからこそ出来る事だな…マグマが迫ってくる恐怖」
「クライミングが無かったから助かっ……喉が焼ける……」
「ほぅ!今回もひとりも脱落せずに来たか!」
「「YES!マム!!」」
「……ひとり欠けているが…まぁ良いだろう、ここまで登ってきたんだ、今回は褒美としてこの火山の山頂でしか手に入らない水を汲める場所を教えてやる!着いてこい!緑トンボは引き摺りながらで良い!」
「「YES!マム!!」」
「大丈夫………自分で歩く………」
立ち上がり生まれたての小鹿のような足取りで泰帆は後ろを着いてきた。
「ここが【ヴァンディル火山の清水】と言う水を汲める場所だ、汲むのはひとり2回までだ、水がこの場所に溜まるのに時間が掛かるからな」
いなり達は【ヴァンディル火山の清水】を採取出来るようになった!
「今日はここまで!後は山を下り飛行場に帰るのが今日の授業内容だ!」
「「「YES!マム!!」」」
ヴァンディル火山の清水を飲んで少し体力を回復してから山を下った。
授業を終えた泰帆は育成センターで買い物をしてから休むと言っていた……あたしは育成センターに着いて直ぐに休憩室に直行して寝た。




