中級ダンジョン攻略
「さてと…これからどうするか…上級試練の攻略になるが…まだ無理だな」
「レベルあげないと先に進めなそうだもんね」
「ならダンジョンアタックしましょうよ」
「試練の他にそんな場所があるのか?」
「この街の掲示板に乗ってたのよ」
「そうだね…レベル上げと金作しようか」
「まだ稼ぐ気か沙葉よ…」
「拾い物とかしながらと今どこまで通用するか見たいし」
沙葉はバックから見たことない玉を取り出した。
「何それ?」
「【脱出の玉】だよ…工務店に売ってたんだ」
「……えっそう言うのって普通は道具屋で売ってね?」
「工務店で売ってたよ。ふたりにも分けとくよ」
「…ありがとさん」
「ありがとう」
いなりと武治は【脱出の玉】を三個受け取った。
「ダンジョンで迷子になってもコレがあれば抜け出せるからね」
「迷う前提じゃねえか!」
「あの森でバラバラになって困ったものね」
「そう言うこと」
「中級ダンジョンに行って見るか…行きなり上級ダンジョンは「嘗めてるだろ?」って言われかねないもんな」
現在いる街から全員でロゼッタに乗って中級ダンジョンのある街に戻って行った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【中級ダンジョンー氷の渓谷ー】
「氷の渓谷だ」
「涼しいわね~…今日はそれぞれの相棒に乗ってダンジョン攻略しましょうか!」
「おれはオウカに乗って右のルートに行くよ」
「私は左のルートかな」
「あたしは真っ直ぐこのまま進むわ」
「気を付けてな」
「またダンジョンの入り口でね」
「そうね!」
それぞれのルートに進んで行った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
~武治ルート~
「オウカと一緒のダンジョンなんて久しぶりだな…………蹂躙が始まっちまった」
オウカは孟スピードで花手裏剣を放ちながら残った前足?でモンスターを切り刻みながら快調に進んでいる…器用にアイテムを採取しながら。
モンスターたちが必死に逃げているが逃げ切れていない。
「このままボスまで行っちゃうか!」
「( ^∀^)」
「ちょっ…」
ぷちっ
ビューンと過ぎて行ったが…何か声と音がが聞こえたんだが…。
「何か踏まなかった?オウカさん」
「┐('~`;)┌」
「さぁ?って………PK出来ないって言ってたから平気だよな?…スピード緩める気無さそうだな…止められないおれは情けないのか?」
「そんなこと無いわよ」
「っていなり!どうしてここに」
「さっきから勝てない変なのに追いかけられてるのよ~流石オウカね、女の勘って奴かしら…遭遇する前に対策を取るなんて」
「えっえっ」
「後ろ振り向いてご覧なさいよ」
武治が後ろを振り向くとそこには…
「なんじゃありゃぁーー!」
「ね?ヤバそうでしょう?」
「冷静に対処すんな!」
「このままボスまでゴールしないと行けないみたいだから…お先に失礼するわね」
ビューンとロゼッタに乗って去っていったいなり。
「…おれたちもゴールまで突っ切るぞ!」
「(;・ω・)」
するとオウカはスピードをさらに上げいなりとは別の方向に急にカーブし糸を吐いて隠れた…おれの口も糸で防いで。
ビュヒョオオオと何か不穏な音が響いていたが数分後には音が聞こえなくなったがオウカはそれでも動かなかった。
さらに時間が経ちオウカはようやく糸を切り外に向かった。
「……オウカお前はホントに凄いな…危機回避はロゼッタやミューディより高いんじゃないか?」
そこにはつい先程まで居たであろう【吹雪を纏った女リッチー】によって荒らされた…氷の柱が沢山あるぜ。
「これでもう平気なのか?」
「(^_^)」
「そうか…それじゃボスまで行……………オウカ、少し様子見てから行こうぜ」
「( ・-・)」
……おい…左のルートは平気か?凄いで噴水の様に水が溢れてるぞ、何が起きてるんだ…いなりが向かった方角?からは蒼火柱立ってるぞ。




