会議とこれから
【東陣営本拠地】
《会議場》
「さて、これからやることを話そうと思うわ」
「……畏まってやることか?」
「形から入りたがるのはいつもの事でしょ?」
「アリサさん…」
「もう、時間が惜しいからさっさと進めちゃいましょ?チャンピオン」
「そうしましょうか。…全プレイヤーに集まって貰ったのはこれから3つの目標に向かって貰いたいから」
「チャンピオン、その3つの目標ってなんだ?」
「目標の内容は相棒との絆をより強くする事、ソロ活動してても良いからヤチヨ教官の訓練をサボらず絶対に参加する事、プレイヤーたちが協力して残りのイベントをクリアする事の3つよ」
するとひとりのプレイヤーが手を上げた。
「チャンピオン1つ良いか?」
「どうぞ」
「ヤチヨ教官の訓練に対してガチで合う合わないが別れていて、そういったプレイヤーについてなんだが、そういったプレイヤーには別の人を付けて貰いたい」
「前から出てた案ね。その話はヤチヨ教官やヴェルチス元帥にも話を通して別口で訓練をしても良いと許可を貰いました」
「マジでか!」
「マジですが、せめて受け身や身を守る術をこなせるようになってからと課題が出されています」
「……了解した」
その話を聞いてホッと一息ついたプレイヤーが結構の人数が居た。
「数多のイベントがクリアされていたことに驚きましたが【中央都市バンディラス】のイベントをクリア出来たのなら2年の間はのんびりと過ごせるようにしたいと思っています」
「最後の戦いまで残り1年となったら1ヶ月に1度全体的な訓練をしたいと思っています。実際は最後の戦いに参加するのは各自の自由なのですが…ね」
「その辺に着いては先ほど話し合いにて全東のプレイヤーが参加すると決めましたよ」
少しの沈黙が訪れたが最後の確認に入った。
「最後の質問はありませんか?なければこのまま2年後の訓練開始までは何か異変がない限り集まることはありませんが…?」
そして全プレイヤーが「意義なし!」と一斉に言ったことで全プレイヤーでの【全プレイヤー総合会議】を終わりに現地解散してプレイヤーたちは日常に戻って行った。
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【始まりの街】
《育成センター》
「ふぃ~…会議終わった~」
「訓練漬けにならなくって良かったぜ」
「私たちはこれからどうする?」
「残るバンディラスのイベントに向けてだろうね」
「それが妥当だろうな」
「バンディラスか…夜のゾンビ状態はどうにかならないか?」
「そういったホラーがダメなのが二人いるんだっけ?」
「その辺は慣れだ慣れ」
「アニキは平気だもんな」
「最初はびびったけどな」
「でもイベント発生から3年経つしそろそろイベントが進行しても良さそうよね?」
「時間経過系のイベントならそろそろでしょうね」
「おれたち以外のプレイヤーたちも向かった見たいだしそろそろ移動するか」
「なら中央都市バンディラスに向かって、いつイベントが進行しても良いように拠点を作ってしまおう」
「弥一郎さんの案に賛成」
「おれもだ」
「私も賛成よ」
「なら今すぐ中央都市バンディラスに向かいましょう!」
「挂帆ちゃんはもう動いて平気なのか?」
「大丈夫だと田峰さんに言われたので平気だと思います」
こうして最後のメインイベントである【中央都市バンディラスを救え】をクリアするために向かった。




