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ワールドフレンドウォーズ  作者: 冬こもり
最後の戦の準備期間
111/139

幻想の森からお仕事へ

「それにしてもアニキたち遅いな」

「何か問題が起きたのかしら」

「それにしても幻想の森の濃霧(のうむ)が急に晴れたわ」

「幻想の森は常に濃霧に包まれているのにね」

「新エリアは色々と濃かったわ」



あたしたちが雑談を始めて暫くすると4人+3?が戻ってきた。



「りりぃ姉様!無事だったのね!良かった」

「心配掛けたわねアリサ。アタシはこの通りピンピンしてるから安心しなさい!」

「……師匠、少し良いかしら?」

「あら?どうしたのよ沙葉。改まって」

「後ろの4人が死んだ魚の様な目をしているのは師匠が抱えている…天狗?が関わってます?」

「どうなのかしら?」



あたしたちが4人を見ると一斉に目線を反らしてこう言った。



「ノーコメントで」

「すまないが話したくない」

「上に同じですぅ…」

「……ゴメン」

「ん?1人謝ったのがいるぞ」

「本当になにがあったのよ」

「天狗をどうするつもりなの?りりぃさん」

「ゲットしたからあたし好みに育てるつもりよ」

「えっ」

「あっそれで霧が晴れたのね」

「そういえば幻想の森の霧が晴れてたね」

「抱えられている天狗が作ってた可能性アリってことね」

「どうする?」

「その事なら心配ないわよ。今は霧が晴れているけど暫くしたら戻るそうよ」

「ならもう用はないわ…帰る?」

「うん」

「今日は散々でしたよ」

「師匠は暫く探索には出ないのですか?」

「えぇ、いなりちゃん達が言っていたイケメンとドラゴンが現れない限り始まりの街での活動になるわね」

「そうか、健吉はまだ会った事はないのか」

「まだブロマイドでしか見たことないのよ~」

「天狗親子の受難を始まりの街の人とプレイヤーたちは見ることになるのか…」

「武治君たら失礼ね」

「アニキをリスペクトしてるので」

「あっ!」



アリサさんが何か思い出した見たい。



「そろそろクリスマスに向けての撮影が始まるんだった!」

「そう言えばそうねぇ~」

「でも今年は【】がやるって言ってなかった?」

「女サンタは野郎のために必須だからそれだけはやらされますよぉ~」

「モデルさん足りないのよね?」

「それならちょうど良いのが居るわよここに」

「へ?」

「ルックスも良いものね」

「それって…まさか」

「あなた達の事よ」

「今日なら時間があるし良いんじゃないかしら?明日は勉強会があるから無理ね」



ガシッとモデル仕事が来た瞬間に逃げようとしていた嘉帆はオウカに確保されていた。



「良くやったわ。逃がさないわよ?」

「ひっ!」

「でも本当に嫌なら付き添いでも良いから来なさいな。まだ病人なんでしょ?」

「…そう言えばまだ病人だったわ」

「忘れてたんかい」




こうして夕方になったが皆で撮影するためにスタジオに向かった。





【始まりの街】


《モデルスタジオ》



「あら?アリサちゃんたちとチャンピオンたちじゃないの」

「今から撮影に入れる?」

「急にどうしたのよ」

「今日ならチャンピオンたちのパーティー入れるって!」

「それ本当!少しまってて!」



宣言通りに数分の内に戻ってきた。



「スタジオに言ってちょうだい」

「いつも急でごめんなさいね?」

「良いのよ。今回はチャンピオンのパーティーが入ってくれるんだもの。それだけやる気が出るもんよ。グヘヘヘヘ」

「橘さんは相変わらず。語尾がスゲーな」

「チャンピオンパーティーは5人揃ったって聞きましたからねっ!緑色のとても長い髪の少年?がそうですな!これは堪りませんな!」

「…………(圧が凄いっ。目が血走ってるし)」

「それより、りりぃさんが抱えている天狗さんたちは誰ですかな!」

「新エリアに行くって言ってたでしょ?そこで捕まえたらしいのよ」

「ほうほう!なかなかのイケメンですな!さすがりりぃさんが抱えているだけありますね!グヘヘヘヘ!」



そこへスタッフの宮園さんがやって来た。



「橘さんたらまた怪しい笑い声上げて~…アリサさんたちスタジオはいつも使っている場所じゃなくて我々スタッフしか知らない場所に案内しますので着いてきて下さい」



スタッフの宮園さんに案内された。そして男女別れて着替えの部屋に向かった。








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