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3話目:異世界の、お話。

どうも、屑木です。全話からかなり期間が空いてしまって申し訳ございません…

これからは更新ペースを速めるつもりなので、是非、お楽しみ頂けますよう。

「うっ…眩しい…」


目が覚めて、自分が光に満たされた白い空間にいることに気がついた。


「どこだ…ここ?」


横たわっている感覚はあるものの、実体と虚体の区別がない空間のようだった。

以前、どこかで似たような所に行ったことがあるような気がしてならないのだが、頭がぼんやりしていて

うまく記憶の断片をまとめられない。

なぜこんな所にいるのだろうか。

何が何だか、さっぱりわからない。


「とりあえず、この場所散策してみよう。」


と、立ち上がってそうは思ったものの、

見渡してみた所、どうやらここは無際限に広がっているらしい。光の彼方には、また光が。そしてまた光が。とこんな風に、どこまでも拡がっているらしかった。

しばらく、この空間を歩いてみることにした。


「おーーーい!誰かいないかーーーーー!」


叫びならが歩くも、幾度も耳に届く声は空間に残響する自分のものであった。

しかしかといって、ほかにできることもないので

ひたすらに歩いては叫び、叫んでは歩いてた。

やがて、それが何回目の試行かもわからなくなった

ぐらいの時、微かな、しかし今までとは確かに違った

声質が、前から聞こえて来た。


「頼む…誰かいてくれ…!!」


見えない誰かにそう心の中で願い、声の先へと、足

を運んだ。



ーーーーしかし、そこに人の姿はなく…

見上げる鉄柵と窓、そして遠くで聞こえるのはどうやら校庭で練習しているらしい、野球部の声だったのだ。


「どこかで似たような景色を…」


懐かしい気持ちがしているのは間違いないはずだ。

自分は確かにこの風景をいつかの時に見たことがあった。そして夢中でどこかへ向かい、

何かが起きた。


「 あれ…何があったんだっけ…」


何かとても重要なことが起きた気がする。なんだっけ。なんだっけ…?!


「確か、確か…階段を上がったんだ…

でも、どこの階段だ…?」


目の前に見えている鉄柵はきっと…


「…っは!そうだ!!屋上に行く階段を登ったんだ!!!」


でもなんで…?屋上に行って何をしに行ったというのだろうか…

誰かとの待ち合わせ?女の子からの告白?黄昏たかっただけ?

いや…全部ピンとこない。ということは別に理由があるはずだ…。




「ーーー私を、追ってたんでしょ?」


「えっ」


考え込んでて気付かなかったのか、いつの間にか後ろには、見知らない女の子が立っていた。


「え、えっと、どちら様でしょうか…?」


「そう…ほんとに記憶がないんだね…フォーグが言ってたのは本当だったんだね…」


女の子はなにかブツブツ言ってて全く聞き取れない。


「あの、なんて…?」


「なんでもないの。あたしは五十嵐 神呼。

かよでもなんでも、好きに呼びといいわ。」


嘘だ。その名前を聞いた瞬間自分の目でもおかしくなったのではなないのかと思ってしまった。

だって…五十嵐って…

あれ…?五十嵐ってだれだっけ…??

背中に嫌な汗が噴き出す。不気味だ。

まるで何か強制される力に記憶に蓋をされたようだ。

そんな人は最初からいない。そう思わされたかの

ように、最初ははっきりと形があった違和感が、融解していった。まずい…これだとまずい…

そう分かっていても体が言うことを聞かなかった。


「…ぇ……ねぇってば!大丈夫?具合でも悪い の?」


不意にまた考え込んでいた顔をしたから覗かれ、

少しどきっとしてしまった。いやいやいや、

こんな時に何してんだ僕は。


「だ、だいじょうだよ!ちょっと疲れてるだけだか

ら心配しないで。」


「そう、なら良かったわ。とりあえずちゃっちゃか説明終わらせちゃうからそのあとにたっぷり休んでね。と言っても…そんな簡単に終わる話じゃないか。

ところで、まだ名前を聞いてなかったね。君は、なんて言うの?」


「あっ、僕は成瀬 レンって言います。あの…話しとは…?」


突発的な状況にすでに脳が処理に追いついていないのに、目の前には同い年ぐらいの女の子がいて何やら話をされるときた。もう分からなさすぎる。


「そう。ならレンって呼んで構わないわね?」


「はい、どうぞ。」


なんだかその呼び方がとても懐かしく感じたのはきっと気のせいなのだろう…匂いも声も…

なぜ妙に大人びた話し方をするのだろうか…?

見た感じ、どこかの学校の制服もきてるし、普通の女子高生なのに。

しかし、事実、この子とは確かに初対面である。

しかもこの現実じゃない空間で。夢なのだろうか…?

だとしたらかなりの白日夢だな。かなり現実味があるけど。


「現実と虚構の区別がまだつかないようね。

レン。これから話すことをよく聞いて。最初は信じてもらえないかもしれない。いや、絶対に信じてもらえない。むしろ私の気が狂ってるとさえ思われるかもしれないわ。

でもね、どうか、理解して欲しいの。この世界について。外の世界について。あなたと私たちの存在について。『劣情』の存在について。」





ーーーーそう、これから話すのは、現実の中の、虚構の話なの。

いかがでしたでしょうか?

サクッと読めて楽しめるのが売りでございます故、内容が短いのは、どうかご勘弁を…。

それでは、お暇頂戴。

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