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プロローグ

「続いてのニュースです。先日、1900年代に名を馳せた大怪盗ジャン・ポール=ステリアによって盗まれたとされる豪華客船シャンテルノ号の"アポロンの涙"が客船の中の"アポロンの涙"特別安置室に戻されているのが発見されました"アポロンの涙"は当時、時価一億円を記録した宝石です。今回の事件もきっと"あの人"が関わっていることでしょう。」


ープツン。



それまで耿耿と光っていたテレビが消える。真っ暗になった部屋の中でクラシックが響き出す。ほぼ何も見えない空間の中でメアリー・メスリーヌはワインを飲んでいた。メスリーヌが再び、テレビの電源を入れた時には既にアポロンの涙についてのニュースはおわっていた。



「お嬢様。次はいつお出かけになられますか。」

そういったバトラーはメスリーヌが家を出る時にたった1人連れてきた彼女の執事で今では、助手もこなしている。

「じいや、ずっと今回で終わりにするつもりだったんだ。今度、私がここを出る時はエディの所にでもいってくるよ。」

「お嬢様……。分かりました。そうなると私の仕事もその時までですね。お嬢様。私はあなた様にお使えできて幸せでした。ありがとうございました。」

「じいや、泣かせること言うなよ。私もじいやには感謝してる。」

メスリーヌは涙を拭うと、目を瞑って物思いに耽っていた。



十日後、メスリーヌは1人でエディのところへ向かった。

メスリーヌのその姿を見たものはひとりもいなかったという。





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