プロローグ
どうしたら 読みやすいでしょう?
改行多い方がいいかしら?
試行錯誤にお付き合いくだされば感謝の極みにございます
もうちょっとしたら、題名考え直そうかな・・・
幾千種類の動物の中から、神に選ばれたもの人の言葉を操り道具を使う
神、ともに栄えよとのたまう
人はそれを良とし、ともに鍬をふるい盃を酌み交わす
悪しきものそれを妬み
厄災を落とす
人より荒れ狂う存在 禍人出ずる
獣より猛り狂う存在 魔物出ずる
人は宇宙に進出を試みるときに、自らが飛ぶ前に多くの動物たちを送り込んだ。
危険な領域に自ら進出する前に、同じ哺乳類を先に送り出してきた。
最初はのせて生体データーを取るためだけに乗せられていたが、人はサルを訓練して簡単な作業をこなせるようにした。宇宙の探査にはお金がかかる。一回の探査で多くの成果を上げたい。スポンサーはさらに高度な訓練をされた動物を要求する。
人は動物の脳を進化させる方法をとった。
300年後には進化促進に理論が完成した。動物は二足歩行や言語能力、繊細な作業をこなせる指を手に入れた。つまり獣人化だ。この時点では獣人たちは、交配能力は持っていなかった。
さらに50年後獣人たちは安価な労働力として社会の底辺を支えていた。その数10万人。進化が工場のように流れ作用になった頃、不良品が出た。交配可能な獣人の発生である。
獣人たちは隠れて、自分たちの子供を得た。それと同時に自らの存在について考えを巡らし始めた。
人類と獣人。隷属と対立の歴史の始まりである。
それは、エンレシアの暴動・プラテスの虐殺を代表とした血なまぐさいものであった。
しかし転機が訪れた。インマウス系第三惑星が獣人たちを平等に扱うと宣言したのだ。
その詳しい経緯をここで述べることはしないが、興味があるものはコード345621kjの『ブレーメンの指揮者』を読んでみるといいだろう。
隷属・対立から現在のように共存・協調に移行できたのち、人類(広義な意味で)のさらなる発展にとって大きなものだった。
しかし残念なことに一部の人間は獣人に対し敵意を持ち始めた。
人間という種族と動物から進化した派生人種は基礎能力が違う。派生した種によって能力が違うのだが、そのどれもが人間の能力を上回るのだ。頭脳でさえ、亀など長命種からの派生人種に(研究の継続時間などで)遅れをとりがちである。だが、それが種の個性だ。それを受け入れられない者たちが出始めた。獣人に仕事を奪われた。いる場所を奪われた。生活水準の低い、生活環境の厳しい惑星ほどその意識は根強かった。
そこに付け入ったテロリストたちがいた。
動物が進化したのなら、自分たち人類に使ってみたら・・・
ネオ・ヒューマン。
人類が再びあらゆる種の頂点にたつ。
人は進化の神に再び背いた。
そして報いを受けることになった。
魔人の誕生である。身体能力に優れ、治癒能力も高く、脳の隠された能力いわゆる超能力の覚醒を見られた。が、感情も起伏が激しかった。衝動的だった。生み出したものの魔人はすぐにコントロールを受け付けなくなった。
兵器を持った魔人に対し、銀河連邦は10師団もの戦力を投入し排除できず、惑星を一つ焦土にするしかなかったのだ。
強制進化促進の全面廃棄・封印が銀河連邦議会において満場で可決されたことを見れば、魔人の脅威はわかるだろう。
【派生人類の歴史】ギルバート=チーターより抜粋
さらに150年ほどのち、銀河連邦治安取締局は大規模なガサ入れに失敗した。
かって恐怖の対象であった強制進化促進機の、所持の一級犯罪の容疑だった。
機械は確かにあった。
首謀者を捕まえるのには成功した。
実験体にされていた子供も保護した。
しかし機械は僅かな隙に主犯の男が、ランダムに転送してしまったのだ。
しかもメインスイッチを入れたまま・・・
銀河連邦が恐怖のどん底に落ちた。
機械の側にいれば影響を受けるのだ。
どのぐらいの距離でどのぐらいの時間で変化するかのデーターは封印されていた。
連邦のあらゆる機構を総動員して機械の探索が行われた。
結果として、連邦に加盟している惑星及び発見された可住惑星上では発見されなかった。
人々は安心した。
そして忘れていった。
しかし、連邦はそのままにはしておけない。
未知の領域の惑星の探査を続行した。
広大な宇宙を。
そして、300年が過ぎた。