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 ここはとある施設の一室。

 この一般的な学校の体育館くらいの広さの薄暗い空間には何に使うか検討もつかないようないくつかの長方形の機械が2人の人間を囲むように並べられている。

 少し丸い体型でスーツをし着こなし、いかにもどこかの会社の重役といった雰囲気を纏った中年が隣の若いスーツ姿で体つきの良い青年に話しかけている。

 「例の件、話をつけてくれた?」

 青年は中年の威圧感のある物言いにたじろぎながらも答える。

 「は、はい。向こう側は千堂さんの言われた通りの条件ですんなり了解してくれました」

 千堂と呼ばれたその中年は、ニヤリと不敵な笑みを浮かべ

 「そうだろうそうだろう。僕はいつでも正しい判断を下せる、君は黙って僕の言うとおりにすればそれで間違いない」

 「は、はあ。ですが、本当に彼らにまかせて良かったのでしょうか?私にはただ暴れたいだけのようにしか見えませんでしたし、彼らが忠実に任務を遂行するようには思えないのですが…」

 「なあに、そんなに心配することはない」

 「はあ…」

 「彼らに重火器を与えたのは問題を大きく広めるためでもあるんだよ。暴れるだけ暴れてもし遂行できない場合には保険も用意してあるし、成功しようが失敗しようがこっちで処分するつもりだしね」

 「も、騒ぎを広めるのは一体どういう理由で?」

 千堂は少し間を置く。

 「ここでそれを言ったら面白くないじゃないか。僕は君の答えにもすこし興味があるから、頑張って自分で考えてくれたまえ」

 「はあ…」

 (なんとも面白い反応をするやつだ。一体何回はあ…と言うつもりなんだろうか。)

 「では、私はこれで」

 青年は目の前にあるモニターに一瞬眼をすべらせ、千堂に別れの挨拶をする。

 「プロジェクトブレイン、上手くいくといいですね」

 「上手くいくさ、絶対にね」







 光があるところには必ず影があり、光は影を消し去ることはできないが、影は光を飲み込むことができる。影は渦巻き、そして世界を飲み込む。宇宙は巨大な影であり、すべては影に包み込まれる…

.




行間なんで、短く済ませましたw


来週テストなんで、更新はまた遅れそうです( ̄◇ ̄;)

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