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創造神と愉快な仲間たち  作者: 川森 朱琳
第一章 動き出す神界
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第17話 神界のこれから①

お読み頂きありがとうございます。


今回、次回は神界始動の答え合わせ?のお話です。


イネスとイデス、アデスと合流した後は、イレスの予想通り質問攻めにあった。


『『アンゼス様!イレス様!大丈夫ですかっ!!』』


『私達は大丈夫だよ〜』


『イネス、イデス、それからアデスも、驚いたでしょう?でも、大丈夫だから。』


『大丈夫って…お体に異常はありませんか?お怪我等されてませんか?……って、アンゼス様…瞳が……。

え…イレス様!イレス様の髪が……一体何があったんですか!!』


『ハハハ、イネス落ち着いて。質問は一つずつね♪』


『あ…はい…いや!落ち着いてられませんよ!!』


『そう?イデスは落ち着いてるけど?』


皆の視線がイデスに向く。


『………………???』


皆の視線を受けたイデスは、キョトンとしている。


『……何か?私、何も言ってませんけど?』


『いや!その何も言ってない事がおかしいんだってっ!!アンタこの状況、何とも疑問に思わないの?』


『……う〜ん、まぁ何かあったのかなぁとは思うけど、おかしいとは……?』


『はぁぁぁぁーーーっ!!

全部おかしいでしょう!!

あちこちものが溢れて、う、動いてるし、色とりどりだし……み、水…海の中も…それに、波がクジラ達が動かなくても海面が凪いでるし……そもそも!コレどうゆう事よっ!!』


興奮してイネスが指差したのは、大木の上に立つ神殿。


『それと!アンゼス様の瞳に、イレス様の髪色!!』


ビシッとアンゼスとイレスを指差す。


『コラコラ、イネス。言いたい事は分かりますが、私達を指差すのはお行儀が悪いですよ。』


『っ!!すみません、イレス様、アンゼス様…。

つい、興奮して……』


『しょうがないですね、今回は許してあげます。

次からは気を付けて下さいね。』


『お前さぁ、俺がいつも言ってるだろ。もう少し落ち着けって。ほら見ろ、言わんこっちゃない…ハァ』


『〜っ!!何よイデス!偉そうに〜!!』


『あ〜、ハイハイ。痴話喧嘩はその辺にして、質問の答え合わせしていきましょうか?』


『『痴話喧嘩じゃないっ!!』』


『『……息ピッタリじゃないか…』』


アンゼス様、イレス様、貴方達もね…

心の中でイネスとイデスは呟くのである。



暫くわちゃわちゃしたが、漸く本題に移る四人。


最初こそイネスが興奮していたが、話を進めるにつれイデスの方が興奮し出した。


『簡単に言うとこんな感じだけど、言葉での説明にも限界があるから…そうだ!これなら解り易いかも……』


アンゼスはそう言うと、右手を前に出し左から右へ弧を描く様に横に動かす。

するとその動きに合わせ、目の前がキラキラと光り真っ白な一枚の膜が出来る。


そして、アンゼスがパチンと指を鳴らすとその膜に映像が流れ始めた。


『…っわぁ!!何これ、え?え?どうゆう事?』


『イネス、うるさい。黙ってて!』


『だって、イデス!!』


『ふふ……驚くのも無理ないよね。

これは私の記憶の一部を映像化して映し出してるんだ。其方達に見せるのは初めてだったかな?』


『『……初めてです…』』


『そっか。イレスには時々見せてたから、二人にも見せた事あるかもと思ったけど、初めてだったか。

ごめんね♪』


パチッとウィンクするアンゼスを横目で見て、興奮し過ぎて言葉を失うイネスとイデスに苦笑いするイレス。


全くこの御方は……ハァ…


目の前で映像を出すだけでも凄いのに、アンゼスはその映像を念話でイレスに送ってくるのだ。

それを知ったらこの二人はひっくり返るかもな…と心の中で呟く。



『……先ずは、ここから…かな?』


アンゼスとイレスが光に包まれ上空に上がる場面。

その直前迄の流れはイレスが泣いた事もあり、アンゼスが意図的に流さなかった。


『内容は伏せるけど、私とイレスが色々話していて二人の気持ちが繋がった?後に、この現象が起きたんだ。多分だけど…イレスはこの後の記憶はないんじゃない?』


『はい。その通りです。

光に包まれ胸の奥が温かくなり、体がふわふわと浮く気がすると感じた後からの記憶はありません。

ですから私にとっても、これから見せて頂ける映像はとても興味深いです。』


『そっか。じゃあ、順番に説明していくね♪』



二人が上空に上がった後からの説明がされた。

因みに、映像はアンゼスの意思で止めたり巻き戻したり出来る様だ。実際、つい先程まで映像は止まっていた。


『上空で光が弾けたのは、私が神界全体に動く為の土壌作りをした…とでも言えば伝わるかな?』


『土壌作り…ですか?』


イネスとイデスにはよく分からないといった反応だが、さすがはイレス。アンゼス独特の例えを理解出来ている。


『うん、土壌作り。別の言い方をするなら……

「意思確認」ってとこかな?


今からこうするよ〜、いい〜?

……みたいな?』


『なるほど……。』


映像は太陽と月が光り一つに重なる場面に進む。


『この太陽の光…アンゼス様みたいです。

強くて眩しくて…温かい……』


『月の方はイレス様みたいですね。

白くて綺麗で…優しい光……』


『二人共、そんな風に思ってくれてたんだ。ありがとう。ちょっと照れくさいね…ハハ』


『そうですね、アンゼス様。

でも、月はともかく太陽の喩えは私も同感です。

イデス、アンゼス様の事よく見てるんですね。

自分の事の様に嬉しく思いますよ。』


『いえ、そんな…私は思った事をそのまま言っただけで……』


恥ずかしそうに頭をポリポリと人差し指で掻き、頬を染めるイデス。


『私だってアンゼス様の事ちゃんと見てますよ!

アンゼス様は確かに強くて眩しくて温かいですが……結構寂しがり屋だし、考え出すと周り見えなくなったりして心配になるし…突拍子もない事言ったりやったりするけど、殆どが私達を思っての事だったりするし……って、あれ?これ誉めてる…のかしら?


と、とにかく……めちゃくちゃ優しいんですっ!!』


『『『……………………。』』』


イネス以外の三人はポカンとした。


『だ、だ、だ、ダメ…でした…か?』


『いいえ、イネス。貴方もよく見てますね。

イネスもイデスも、しっかりアンゼス様を見て…想ってくれてる事がよく分かります。


……ありがとう…』


『うん!イネスもイデスも凄いな!!

イレスと同じ気持ちが伝わってくる!

ありがとね……』


『『……勿体ないです』』


何となくしんみりした空気に水を差したのはアデスだった。


『あの〜』


『『『『……っ!!』』』』


四人とも驚いた。


『新参者ではありますが、私もいるんですけど…。

忘れてません?』


忘れてた…全員が思った。



『あの、私も質問あるんですが…宜しいですか?』


『あ、あぁ、勿論!何だい?』


『あの光の中から出てきた「金色の鳥」…あれは?』


『あぁ、アレね。アレは私だね♪』


アンゼスがドヤ顔で言う。


『え……やっぱりと言うか何と言うか……。』


三人は予想通りという気持ちと何故「鳥」に?という気持ちで、何とも複雑な心境だったが若干一名…いや、一羽?が全く違う反応をした。



『何ですとーーーーーーーーーっ!!』


いや、予想つくだろ……と四人は思った。


『あ、あ、あ、あの神々しい眼差しのあの「お鳥様」が、アンゼス様とは……なんて事だ……』


「お鳥様」?……四人は思った。


『アンゼス様…いや、お鳥様!!』


『『『『いや、アンゼス様だろ!!』』』』


四人の気持ちは重なった。

ちょっぴり胸の奥がホッコリした……が、それだけだった。特に変化はない……


うん……残念。



アデス…ちょっと天然キャラです。

イデスも若干天然入ってるので、実はそこも似てしまったのかも( *´艸`)…ププ

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