びびびびびスイッチ
びびびびびスイッチ
目が醒めると見知らぬピカピカの中だった?
うっ! うっ! うっ! か……體が動かない?
金縛りなのかな? でも目はキョロキョロできる。
キンキンキーンとへんてこな金切り音がずっとなら響いている? とにかく白なんだか黄色何だかわからない光に包まれているようだった。
そしてわたしの内なる小宇宙を刺激するようにわたしの頭ん中にダイレクトにお邪魔するダミ声が響き渡った。
めっちゃエコーが効いていて、めっちゃ聞き取りづらいのだが? 頭ん中なので聞き取りづらいって如何なもんかなと? ふと思ってしまうわたしがそこにいた。
パンダクン ゴキゲンハイカガカナ?
「半田です!」
即答でそう言い返してやった!
パンダクン コノびびびびびノセンナイハ カイテキカナ?
「半田です! 君では無くさんですけど? 半田さんかもしくは半田と呼び捨てで構いませんから!」
パンダクン コチラニゴショウタイシタノハ ワカッテイルネ?
「半田です! 勝手に拐って来ておいてご招待と言い切るのはどうかと思いますけど? 今何時ですか? 明日5時起きなんですけど? えっ? もしかして日付かわってます?」
アイトヘイワトビビビビビスイシンチョウサマ
コイツ メンドクサソウナノデ チェンジシマセンカ?
ジカンガナイ パンダクンデイク
ワタシハ チェンジシタホウガイイッテ イイマシタカラネ ミンナキイテタヨネ キロクシトイテネ
「あのう? そこんとこで揉めて無いで返してくらませんかね? わたし全然チェンジで構いませんから? むしろチェンジを望みますけど!」
パンダクン コノビビビビビコウセンスイッチヲオス? オサナイ? ドッチダ?
「半田です! あの? 話聞かない感じの方ですか? チェンジでお願いします?」
パンダクン ドッチダ?
「半田です! えっと……決めたら帰してくれるんですか? 今何時ですか? だいたいそのビビビビビ光線スイッチってなんなんだすか? 説明を求めます!」
パンダクン オス? オサナイ? ドッチダ?
「半田です!」
この不毛な戦いは続くのであります。