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触手さんは今日も這いずる  作者: トイレの花子
一触・触手さん魔大陸編
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触休1・メアリーさん神殿での一日

 早朝、日が昇る前に起床、ベッドから起き上がって着替え仕事を開始する。まずは皆様の朝食準備の為に厨房へ行き調理を。日に日に人数が増えているのでこの時間から仕込みをしないと朝食に間に合いませんからね。

 今日のメニューは目玉焼き、ソーセージ、付け合せのニンジングラッセとほうれん草のバター炒め、ロールパンにコンソメスープ。


 昨晩のうちに準備しておいた、ブイヨンが入っている大きな寸胴鍋に焼いたすね肉と野菜を卵白で混ぜた物を入れて沸騰前に弱火で暫く放置。時間が掛かるのでこの間にロールパンの作成に入りましょう。


 計量した材料をボウルに入れ捏ねたら発酵の為放置、こちらも待たねばいけないのでニンジンとほうれん草のカット作業へ。

 野菜が入れてある木製の籠からニンジンを取り出して、皮を剥き手頃な大きさに切り分ける。作業中に他のスケルトンメイド三人が厨房に入って来たので一緒に調理を。


 暫くニンジンを処理しているとパンの一次発酵が終わる時間になったので私とメイド1名はパンを小分けにして成形、出来た物は二次発酵をさせるのでまた置いておきましょう。


 コンソメもそろそろいいでしょうか、鍋の蓋を開けるとスープが透き通っていたので火を止めてこし、別の鍋へ入れていく、良い琥珀色ですね。

 全部移し入れ終わったら塩で味を調整して完成。


 ではロールパンを焼いてしまいましょう。二次発酵が終わって大きくなったパンに溶き卵を塗りオーブンへ、大体12分くらいですかね。大量のパンを入れ終わると野菜の下処理も全部終わっていて、処理をしていたメイド二人はニンジンとほうれん草を炒めている最中でした。


 後は目玉焼きとソーセージ’のみ、ソーセージと水を鍋に入れ少しボイルした後フライパンに移して焼いていく。オーブンからはパンの匂いが漏れ出て厨房を満たしだした、そろそろですかね。

 目玉焼きも焼きつつ、暫く待ってからオーブンを開けるとロールパンに綺麗な焼き目がついていた、では取り出しますか。


 パンが置かれている天板をオーブンから出すと大量の小皿にパンを2個ずつ並べ、他のメイド達も調理が終わったようで、各自料理を別の大皿に盛っている。

 料理を並べ続けていると食堂内がざわつき始めた、そちらを見ると続々と食堂へと朝食を求めて皆様が集まって来ており、厨房のカウンター前は行列が出来始める。


 前は人数が少なかったので各テーブルへと配膳していたのだが、かなり増えた今は余裕が無くなってしまい、御子様の提案により各自が料理を厨房のカウンターへ取りに来るようにした。

 カウンターに来た者はそこに置かれているトレイを手に取り、厨房に居るメイドがそれに配膳となっている。


 配膳が済んだ者は食堂の座席に行って食事を始める、終えるとカウンターに食器を戻しに来るのでメイドが受け取り洗って棚にしまう。

 食事に来た者と終えた者が食堂を行き来し、最後の一人が出て行ったのを確認するとテーブルを清掃して朝の食堂業務は終了した。

 最もこの後昼と夜もあるので後2回食堂での仕事があるのですが。


 ある程度の事は厨房のスケルトンメイド達に任せ、私は清掃の為御子様の部屋へ。

 御子様が魔大陸に旅立たれてから早数日。今はピヨ彦様が御子様のベッドを占有中、ピヨ彦様は夜になって食事を終えて寝るまではこの部屋に戻って来られないのでその間はもぬけの殻、掃除には丁度良い時間です。私は都合上午後はあまり時間を他のことに割けないので必然的に今のタイミングに。


 部屋の隅々まで綺麗にして最後にベッドメイキング、ベッドの上に落ちている抜けた羽を片付けたらシーツの交換。

 何だか日に日に羽が増えているような⋯換毛期でしょうかね。

 真っ白なシーツに取り替え部屋の清掃は完了、食堂へ向かい昼食を作っているメイド達を手伝いあっと言う間に午後へ。


 新しいスケルトンを10体作成して訓練と教育を行う、本来なら一日100体までいけるのですが御子様が不在なので魔力不足故まあ仕方ありませんね。一度に増やし過ぎると住居の作成や食料の生産がが追いつかなくなりますし。

 他のスケルトン達は自律して動けるので今日は庭で模擬戦をさせている、今作成したスケルトン達も10日後くらいで自律してくれるでしょう、多少個人差はありますが。


 三時間程して終わると解散、非戦闘員の農作業や建築作業に加わって手伝いを始める。神殿周辺はもう余剰スペースが無くなったので新しい畑と住居は揺り籠の外にて拡張している、このペースなら近い内に街規模を超えそうですね、既に5階建ての住居が幾つか完成していますし。


 私は厨房へ行き夕飯の準備へ、メニューはカレーとサラダ、メイド達が野菜を切っていたので猪の肉を用意して切り分け。数日前に猪の群れが大量に揺り籠周辺へと押し寄せて来たので狩っておきましたが、些か取り過ぎたのか保管庫が満杯に。暫くは肉多めの料理になりますね、ソーセージやハムにも加工して保存効くようにはしていますけども。

 何頭かは生け捕りにして畜産へ、揺り籠の外に牧場を作成中で完成次第そちらに回す予定に、繁殖させて肉の供給も楽になると良いのですが。


 夕食も終わり食堂を片付け本日の作業は滞り無く完了、自室へ向かう中廊下の窓から外を見れば月が真上まで昇っていた、夜も更けてきましたね。

 部屋に入り各箇所の今日の進捗報告等を纏め上げ終わり時計を見ると針は日付を跨ごうとしていた、さてそろそろ寝ましょうか。

 一度部屋を出て御子様の部屋へ行きピヨ彦様が寝ているのを確認し、戻って着替えを済ませるとベッドに入って眠りについた。


 ⋯⋯御子様は今何処に居られるのでしょうか、無事に帰還されると良いのですが。

 そう思いながら私は微睡みに落ちていった。

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