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触手さんは今日も這いずる  作者: トイレの花子
序触・触手さん原始編
66/82

触65・触手さん船旅を満喫する

【いや~快適だね~】


「何度か船に乗った事はあるけど、ここまで豪華なのは初めてだよ」


「私達は船に乗るのが初めてです」


「……」


「わたしもです、空を飛べるので船を使う事も無いので」


「お、こっちの肉が焼けたよ」


 クオは何回か船に乗ってて、ビノセ、パディカ、イーラは初か。まあ私も産まれて船に乗った事無いんだけどな、そしてパディカは相変わらず喋らんな、頷いてるだけ。


 雲一つ無い真っ青な空と海、その中を進む客船、時おり海鳥が飛んでいく。


 今私達はその客船の甲板上でバーベキューをしていた。専用の台が用意され、肉や魚、野菜が鉄串に刺さって炭火で焼かれていて、鉄板の上では薄く切られた肉類が香ばしい匂いを漂わせている。

 この客船どうやら貸し切りらしく、私達と船員従業員以外乗っていない、こんな贅沢普通なら一生味わえないだろう、この広い甲板も使い放題である。生きてて良かった、洞窟での暮らしが嘘のようだ。


 肉、肉、肉、肉、野菜、肉、肉、野菜、肉。時おり野菜を挟みつつ肉をモリモリ食う。

 私肉が好きで野菜をあまり食わない方なんだけど、メアリーさんがね、バランスが大事、肉の食べ過ぎは良くないって、そこまで肉類食わせてくれんのよ。なもんで結構我慢することあるんだけどさ、今回メアリー居ないじゃん?目の前には色んな大量の肉あるじゃん?つまり食い放題じゃん?


 そんなん食うしかないだろ!!


 という訳でひたすら肉メインで食ってる訳ですよ。ちなみにビノセとパディカも肉は食うもののエルフだからか野菜メイン、クオとイーラは半々といった感じ、スケルトンたちも半々。スケルトンズは好みが各々違うようで、元エルフのスケルトンコマンダーは野菜重視、他は肉重視だ。尚、イーラはそのままだと身体が大きいので今は人間サイズになっている。


 ま~しっかしこの肉旨いな~、高級肉だよなコレ、普段食ってるのと段違いだもんよ。脂が明らかにちがうし凄い柔らかい、あ~この塩ホルモンと牛タンうっめー!!!白飯も用意されているので一緒に食う。っかー!!!コレだよコレ!!日本人なら肉には白飯!!甘辛いタレに漬け込まれた焼肉との相性が最高!!


 片っ端から食っていく傍ら、先程から気になっている物が一つある、それは……


 牛の丸焼き!!


 何と私達がバーベキューをしている傍らで、従業員の一人が牛を丸ごと串で刺したのをグルグルずっと回して焼いているのだ、こんなんテンション上がるに決まってるでしょ。他の皆も気になる様でバーベキューしながらチラチラ見ている。


 そしてその時は遂に訪れた。


「牛が焼きあがりましたので、どうぞご賞味下さい、これより切り分けます」


 従業員数名が丸焼きにナイフを入れて切っていく、その途端溢れてくる肉汁、やっべーこのビジュアルは破壊的過ぎる、見てるだけでも旨さが伝わってくる。切り分けられた肉は皿に次々と盛られて軽く塩が振り掛けられる、旨い肉っつーのはこれだけで充分だ。

 では早速一枚、口に運ぶと濃厚な肉の味、そしてあっさりしていてしつこくない脂……旨い、旨すぎる。目からビーム出て服脱げそうなくらい旨い。

 今食ってた肉も充分過ぎる程旨いんだが、これはもう限界突破している、グラム数千円レベルではなかろうか。横を見ると全員固まっている、旨すぎて動けんらしい、パディカなんか涙流してんぞ。

 そして我に返ると一心不乱に丸焼の肉を食い始めた、誰一人会話もしない、旨いしか言わないBOTになった、うおおん。


 小一時間程食べ続け、流石に全員腹がパンパン、食事を終えて各々自室に戻って行った。結構肉が余っていたが後でスタッフが美味しく頂くらしい、ちゃんと全部食べてエライ、食べ物は残してはいけないのだ。

 てかここのスタッフ残り物とはいえ相当旨い物食ってるよな、実際コレ楽しみにしてたって会話聞こえてきたし。


 私は腹ごなしに散歩がてら船内を見て回る、甲板はバーベキューが出来るくらい広くて大きな屋外プール付き、夏場等はビアガーデンみたいなのもやる予定だとか。内部は各客室に始まりパーティも行える大広間、一度に100人くらい入れる大浴場、更にはサウナ。

 各種ボードゲームを取り揃えてある娯楽室にちょっとしたカジノ、そして何とボウリングまである、しかも自動でピンはセットされるし玉も戻ってくる。流石に得点は得点表に自分で記載するが、シューズはレンタル式。

 船旅での運動不足もこれで解消だ。


 さってと、んじゃひとっ風呂入ってから戻るかな~、大浴場の入口でタオルと風呂桶にボディーブラシとボディーソープを借りていそいそと浴室に入る。……すげぇ広い、でっかい大浴槽に加えて幾つか浴槽のコーナーが有る、説明用のボードが設置されていて、色々な効能だったりワイン風呂やコーヒー風呂等変わり種に泡風呂、電気風呂まである。何このラインナップの量。


 こんだけ有ると全部試したくなるというもの。どれも私が入るには充分な大きさがあるので身体を洗って順に入ってみる事にした。


 あ~天国天国~疲れが取れてくわ~

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