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触手さんは今日も這いずる  作者: トイレの花子
序触・触手さん原始編
52/82

触51・触手さん戦線拡大計画

人種の恐怖克服、そういや最近恐怖の発動が遅かったりするのが多かったような……

てっきり個人差でもあんのかと思ってたけども。


「どうやって克服しているのかまでは記録に残ってはいなかったんだが、完全ではないらしく、まだ研究段階の未完成らしい。だが、もしこれが完成したら御子様の絶対的驚異が失われ、人種が有利になるのは間違いないだろう」


恐怖が無効化されてゴーレムとか大量に投入でもされたら正直劣勢確定だよなぁ、戦争は数だよ。


「これについては、研究期間があるらしいんだが場所が不明でね、こちらとしては真っ先に潰してしまいたいが、砂漠の中から小石を探すようなものだし、しらみ潰しに拠点等を叩くしかないだろう」


地道にやっていくしかないか、それを踏まえると、他部隊で戦線を広げていくのは理に叶ってるわけだ。どんだけ人種が拠点構えてんのか分からんし点在もしてるから。


「さて、それではサブの部隊についてなんだが、まずは5部隊用意してある。これは移動コンテナの配備出来る予備数が現段階で5台あるからだ。生産数が増えてくれば逐次追加していくことになる。」


既に5台もあるのか、いつの間に生産してたんだ。


「メンバーは元エルフだったスケルトンを指揮官としたスケルトンコマンダー、量産しているスケルトンの内、ある程度育成がされたスケルトンファイター、スケルトンアーチャー、スケルトンメイジ、これで1分隊とする」


メアリーが右手を挙げると、スケルトン達が食堂に列を組んで入って来てズラっと整列した。一子乱れず兵隊のようである、計10体か。


「コマンダーは元エルフということもあり、的確に指示が出せるしコンテナの操作及び帰還魔法も修得している。大いに活躍してくれるだろう」


コマンダーがお辞儀をすると分隊のスケルトン達は食堂から退出していった。


「今回の5分隊には各地へと散ってもらい、救助や保護、収容にあたって貰うことにする。エルフやドワーフ等、様々な種族が暮らしている集落とかが沢山あるからね」


種族といえば、そういや海底都市でも色んな……まあ大半がマーマンで後はマーメイドやクラーケンだったが、とか居たけど、まだ見たことないの沢山あんだろうなぁ、オーク以外の獣人とか。


「分隊の説明は以上だ。では本隊の今回についての説明だが……まずはここ、揺り籠から北上して一番近い補給拠点、便宜上第一補給拠点と呼ぶが、ここを叩く」


地図を見るにあまり距離はないっぽい?


「ここを潰して補給を断ち、次に近隣の第一前線基地、次いで補給拠点と前線基地を交互に攻略して、エシータスク山脈を目指すこととする。簡易的な説明は以上となるが、質問はあるかな?」


クオが皆を見渡すと、ビノセが手を挙げた。


「はいどうぞ」


「相手戦力は分かるだろうか?」


「うーん……残念ながら生産工場にあった資料とかには詳細が無くてねぇ……ただ、地図の分布を見るに、明らかにエシータスク山脈を狙って建設をしたように見える。あそこはドラゴン達の住処(すみか)、あらゆる種族でも最強と謳われている存在だからね。相当数の戦力はあると考えておいた方がいいだろう」


「ふむ、了承した」


まあ、行ってみないと分からんってことだ。恐らくゴーレムは大量に居るだろうし、あのキマイラがまた出てくる可能性だってある。用心に越したことはあるまいて。


あ、そういや水の大精霊から新しく魔法使えるようにして貰ったから後で試しておくか。

それとスライムの摂取。最近飯に困らんから忘れてたけど、怠ってたせいか何か乙女汁の切れが悪いんだよなぁ……

下層降りて食ってこないと、てか増やせないかなアレ……ちと相談してみるか。


この後特に質問も無かったので会議は終了、解散となったところで、ドワーフの一人を捕まえる。


「スライム……をですかな?まあ、増やすことは出来るには出来ますが、また何であんなもんを?」


まあ、そりゃ疑問に思うよなってんで更々っと経緯を説明すると……


「御子様、あ、アレを食ってたんですかい!?スライムはそもそも生身で触ろうもんなら強酸で焼け爛れる(ただれる)し、万が一飲み込もうもんなら身体の血液が即座に凝固して即死するってぇくらい危険なんでさぁ!!…………いやはやこいつは驚いたわい……」


余程驚いたのかドワーフの顔が引きつっている。


……そんなに危険だったんだアレ、普通に旨い旨い思いながらゼリー飲料感覚で食ってたんだけど。

触手さんの身体ってつくづく謎めいてんなぁ……


「ま、まあ分かりやした。養殖しときやすよ」


まだ若干顔を引きつらせながらドワーフは食堂を出ていった。


さてと、んじゃ久しぶりにスライム狩りといこうかね。

私も食堂を出ると、いそいそと下層へ向かった。

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