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触手さんは今日も這いずる  作者: トイレの花子
序触・触手さん原始編
36/82

触35・触手さんエルフを救いに行く

ん~む、ここはメアリーに頼むとするか、向こうの喋ってる事が分かんないんじゃな~


【メアリー、何言ってるか分かんないから通訳とか宜しく】


【成程、了解しました。私にお任せ下さい】


彼女は頷くとエルフ達と会話を始めた。

あの2人がエルフなのはさっきの会話で察した、まああの見た目だしエルフ確定だよな。


【私達は御子様が復活なされたことを知らせに参りました。また、必要であるならば人種から身を守る為の協力をしたいのですが】


エルフ達は顔を見合わせると頭を下げてきた。


「イサダクイアオトマサイレイセイダバラナ。イタガリアハレソ、オオ」


【どうやら彼等への協力は受けてくれるようです、また、大精霊と会って欲しいとのです。如何致しましょうか御子様】


大精霊?そんなのが居るのか、ここの代表者とか何かかね?まあいっか。

メアリーに問題無い旨を知らせる。


【御子様も構わないとのことです】


「ゾウドヘエラチコ、ハデ」


エルフ達は頷くと私達を案内してくれた。

森を進んでいくと、大きな木が立っている。他の木々と比べ遥かに大きい、3倍くらいはあるだろうか、その木の前に人が居る。


いや人ではなさそう、服は一切身につけておらず、頭の先から足の先まで全身薄い緑色、これが大精霊か?


目の前まで歩いて行くと右手を軽く上げる、すると案内してくれたエルフ達が両脇に移動し控えた。


『ゾタッオテッマ、ノドコミタレライマゾクヨ、ナダタガス、ノリオトタイキラカイダンセ、オオ』


澄んだ綺麗な声が響き渡る、何言ってるかは分かんないけど。

う~ん……何か引っ掛かるんだよなぁ……


【失礼致します大精霊様、御子様はまだ言語に疎い故、私が代わりに会話させて頂きます】


『ガルヲテイキエタツ、トヌセイカヲゴンゲハノドコミ、テハ……カタッアデウソ、オホ』


大精霊が首を傾げる。


【御子様は復活の際に様々な知識を得られた様子。只、記憶を無くされているようで言語等はまだ不十分なのです】


『ナダノウガチ、ハトノドコミノンゼイ、タッカワイア』


……ん?何度か同じ単語が混じってるような……?

どうにも気になるのでメアリーに頼んでみるか。


【メアリー、大精霊に『ノドコミ』って言うように頼んでくれない?】


【ノドコミですか?分かりました】


メアリーが大精霊にそれだけ言う様に説明する。


大精霊は怪訝な顔をしつつその言葉を発した。


『ミコドノ』


当たりか!?


次に私は自分のホワイトボードにこう書き記して大精霊に見せる。


【『デンヨウョシンブノコ』この文章読んで】


一瞬困惑するものの、大精霊はそれを読み上げた。


『コノブンショウヨンデ』


大ビンゴ!


この世界何でか知らないが発音は同じだが、話す際は日本語と逆なのだ、イントネーションは若干違うが。


しかし……こんなことあり得るのか?地球上でさえこんなこと無いってーのに?

ここまで言語似たりするか?


……まぁ考えてもしゃーないか。


これで相手が何を言ってるのかは分かった、脳バグるけど。


【メアリー有り難う、もう通訳は大丈夫そう】


【流石御子様、もう言語を覚えられたのですね素晴らしいです】



まあ、逆から発声してるだけっぽいからね、ゆっくり聴けば理解できる。


『……ふむ、どうやら御子殿と直接会話しても問題ないということか』


うんうん、理屈さえ理解しちゃえば何を言ってるか分かるな、これで会話に困ることは無くなったかね。


『では話を戻すとしようか。ここ数十年人種共がこのモル大森林を伐採し続けていてな、手当たり次第切り倒して植林もせずに持っていきよる。御子殿も見たであろう?あの惨状を』


あ~あれね、酷いよなあれ。


『それだけでも煩わしいのだが、奴らめ若いエルフ、特に女を連れ去っておってな』


お~う、更に人拐いか、ロクでもねーな。


『皆には注意するよう伝えてはあるのだが、あやつ等不可視の術で姿を消して森に侵入してきているようでな、森で採取をしている者達を狙って拐っていきよる』

『本来なら風の大精霊たる我が蹴散らしてやるところなのだが、ここを離れる訳にはいかなくてな、そこで御子殿がここへ訪れてくれたというところだ』


成程、つまり私にそいつ等をどうにかして欲しいってことねオーケーオーケー。


【分かった何とかしよう、どうすればいい?】


『おお、ありがたい、感謝するぞ御子殿。であれば行って貰いたい所がある。奴らの拠点の1つでな、ここから東に砦がある。そこに拐ったエルフ達を集めているらしい』


ふんふん砦ね。


『そこに囚われているエルフの奪還、並びに破壊を頼みたい、どうだろうか』


中々やりがいありそうじゃん、よっし委された!


二つ返事で許諾する。


『ではこの者達を連れて行ってくれ、道案内だけでなく戦力にもなるだろう、優秀な我が側近だ』


言われて控えていた二人が礼をする。

エルフとのパーティか、これは胸が踊るわ。

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