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触手さんは今日も這いずる  作者: トイレの花子
序触・触手さん原始編
33/82

触32・触手さん草原を進む

食事後ひたすら草原を突き進む、あれ以降あのオエー鳥とは遭遇していない、あんなん頻繁に出て来られても困るんだが。


日は完全に落ちて辺りは薄暗くなってきている、亀岩とやらも結構大きく見えてきてるんだが未だ着いてはいない。


前を歩いていたメアリーが立ち止まってこちらに振り返る。


【そろそろ夜になりそうですね、このままもう少し進んでもいいのですが、魔物と出くわすと面倒ですし今日はここで帰りましょう】


へ?帰る?来た道戻るって事?

てっきり野宿でもすんのかと思ってたんだけど。つかそれだとここまで来た意味なくない?


疑問に思っているとメアリーが右手を差し出してくる。


【御子様、私の手に捕まって下さい、移動しますので】


何かよ~分からんが言われた通り彼女の手を取る。


【では行きます、離さないで下さいね】


言い終わると身体が上に引っ張られる感覚がした、そして視界が暗転。

次の瞬間には見慣れた神殿が目の前にあった、これはもしや……?


【転移魔法で戻ってきました。結構魔力消費するので1日に何度も使用出来ませんが、徒歩1日くらいの距離なら移動出来ますよ】


やっぱり魔法か。

てことは大体100kmくらいか、まあ私の鈍足じゃそこまで進まないけど、しかし便利やな。


【一度訪れた場所なら行き来可能ですので明日は先程の場所から移動しましょう】


あ~、要するにルー○方式ね成程成程、行ったこと無い場所は一度行かないと駄目ってことだ。


【さて、では食事に致しましょうか、他の者に準備しておくよう伝えておいたので直ぐに用意出来るかと。では食堂へ参りましょう】


メアリーに着いていって食堂に向かった、今日は焼きたてパンとシチューに生野菜のサラダだった。

いやーその日に直ぐ戻って来れるのはいいな、食うの困らんし自室で寝れるし。


翌日、朝食を済ませると、私達は転移魔法で昨日の場所へ戻り移動を再開する。

さて今日は何処まで行けるかね。


のんびり草原を進んでいると一本の枯れ木が生えていた。

高さ5Mくらいかね、枝の先に葉っぱが数枚残ってるだけ、それの前を通過していく。


暫く進んでふと後ろを振り返る。……はて、気のせいかな、何か気配感じたんだけど。

後ろには先程の枯れ木。


気のせいか、前を向いて歩き続けていると、またもや気配がする。

再度振り向くがやはり枯れ木しかない。


……ん?


もっかい前を向いて歩き……振り向く。

枯れ木がある。


……いやいやいや、結構歩いたがあの枯れ木から全然離れてないぞ!?

思わず後退りすると……枯れ木がこちらに進んで来た。


こいつ……動くぞ!


咄嗟に身構える、此方の様子に気がついたのかメアリーが振り向くと慌てて私を引き寄せる。


【御子様離れて下さい!これは木の魔物、エビルトレントです!!】


エビルトレントと呼ばれたそれは口を大きく開けて太い枝を勢いよく降り下ろしてきた。

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