エピソード0 遭遇
初めて小説を書くので小説の書き方などがかなり変なところがあるかもしれないですが、温かい目で見てもらえると助かります。
2050年に世界の何もかもが変わってしまった。
朝、大きな物音がして起きた。いや、起こされてしまう。
(え?何?)
木造の家の一部が吹き飛んでいた。
は?何があった?車でも突っ込んできたのか……?だとしたら最悪だ。しばらくは風通しがいい部屋になって、こんな田舎じゃあ虫も大量に入ってくることが考えられる。それに車に乗ってる人は大丈夫なのか……?
「はぁ……」
今後を考えて思考も足取りも重くなるが、人が居た場合の事を考えて、布団を退かして壊れた場所へと向かう。
「え?」
そこで俺は声を出して固まってしまった。
最悪な想定として車に人が乗っていて、事故で突っ込んできた。それで人の命がってことを考えていたが、その先には全長3m程の巨大なバッタのような虫がいた。
でか……咄嗟に体を隠し、音を立てないようにその場にしゃがみ込む。何あれ?バッタ?気持ち悪い……。
幸いこちらに気づいていないようでカチャカチャと大きな音を立てて歩き回っている。
バチンッ
急に動きが止まったと思ったら、何かが弾けるような音と共に空高く飛んでいった。かなりの巨体なのにあんなに高く飛ぶのか……。
「というか、最悪なんだけど……」
バッタが何なのか、それにバッタが飛んで行った所に穴も開いてるし、家がそもそもボロボロな状態だ。なんなんだよ……。
しばらくして目も覚めてきて急に恐ろしくなってきた。あのバッタが一匹じゃなかったら?それにバッタの特性なんてわからないし仲間を呼んで戻ってきたりする?外にも同じような化け物がたくさんいたり?と考えてしまう。
ブー、ブー、ブー
「うわぁ!」
怖くなり気が張っているときに携帯が鳴った。
『みのる、大丈夫か?』
会社の先輩だ。びっくりさせないでほしい。仲の良い先輩ではあるが、今は少しイラっと来てしまった。
「はい、どうしたんですか?あ、それと今日会社休みたいんですけど」
『お、生きてた、それに丁度いいな。会社は休みだ。それを伝えて回ってるから切るわ。ニュースは見とけよ、じゃあな!』
一方的に話をされそして切られた。会社は休みらしい。でもテレビは壊された状態だしニュースを見ることができない。携帯ならSNSを使ってある程度状況を把握することは出来そうだけど。でも今は外がどうなっているのか気になるし後で見よう。
家の周りの塀は壊れていない為、外を見ることが出来なかったが、外に出て塀の向こう側を見た所、特にモンスターっぽいやつは見当たらなかった。強い日差しで照らされた外はいつも通りのようにも見える。
「ふぅ、良かった。モンスターだらけかと思ってびっくりしたわ」
緊張感がほぐれ思わず独り言がもれる。じゃあ会社も休みだし家の一部をブルーシートでも被せて一時的に補強しとこう。
「よし、終わった!」
壊れた家の一部はブルーシートで覆い、修復完了だ!疲れた…ただ被せるだけなのに1人でやるとかなりの重労働だ。日差しも強いし喉も乾いた。幸い水道は壊されてもなく繋がっているようで水を飲みながら休憩をする。
家の片づけも終わったし、お祈りもしようと家の近くの御神体(守石)がある場所へ向かう。ほぼ山とつながっているような場所に建てられた家の為、山にある御神体まで入って5分もしないで着く。
(神様、今年も家族全員が病に侵されず無事でありますように、お願いします!)
そんな時、不意に後ろから誰かの声を聞き、恐る恐る振り返ると、不思議な姿をした天狗が立っていた。
俺は天狗に目を奪われ、一瞬呆然としてしまう。しかし、すぐに自分を取り戻し、天狗に対して慎重な態度を取ることにした。
「あ、あなたは……天狗ですか?」
と私が尋ねると、天狗はにやりと笑って答えました。
「そうだ。貴方、名前は何というのかね?」
俺は少し戸惑いながらも、天狗に対して丁寧に自己紹介をした。
「私は木下みのるといいます。天狗さん?何か用事があるんですか?」
ドンッと何かが破裂するような大きな音が鳴ったのと同時に、液体が目の前にいっぱいに広がる。後ろを振り向くと先ほどの巨大なバッタが倒れていた。天狗が手をこちらへ向けたのは見えたけど何かをしたようには見えなかった。
何が起こったか分からなく、怖くなり思わず尻もちをついてしまう。
「危ないな。いや、何」
と天狗が言う、俺が天狗の事を見ると天狗はこちらに向かって微笑みかけ
「楽しそうな事が起きているから手を組まないか?」と言ってきた。
程度書いてから更新し始めようとしたんですが、間違って後悔してしまったので更新ペースかなりかかります……。すみません。タイトルも物語も考えてる途中なのに……。