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⑼『絶望の淵で、笑っている』

⑼『絶望の淵で、笑っている』



物事を示唆する時、その都合によって、自己が自己をかばうような場合に、小説家にとっては、それが材料として取り上げやすい、一要因になることがある。それが、今回は、絶望の淵で、笑っている、だった、という訳ではある。



ただ、小難しい自身の観念を鑑みるに、絶望の淵で、笑っている、からの発展とでも言おうか、その具合を執筆において左右させることは、至極当然なのであって、思考は空転し、事実上の断念をも跳ね返す力量に、変容するのである。



絶望の淵で、笑っている、確かに、俺は、小説家として笑っている。しかし、日常生活の中で、殊更に、笑いきっている訳ではない。辛いことも悲しいことも、あるのであって、当たり前のそれが理由となって、天井へ身体が浮遊していく。

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