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⑹『絶望の淵で、笑っている』

⑹『絶望の淵で、笑っている』



自分は、人よりも、劣っていると思う信念がある。こんな信念は、本来必要ではないが、小説を書くには、つまり、必要なのである。というのも、小説を書くことは、現実から逃避し、一種の異次元へと飛ぶことだからである。



しかし、劣っているほうが、絶望の淵にまで辿り着けるということなのだ。優秀なものは、絶望などしないのであって、俺は、まさに、絶望の淵で、笑っている、小説家なのである。何が言いたい訳でもない、寧ろ、訳が分からないのだから。



ただ、笑えるということは、まだ自分を俯瞰出来るということだ。この、俯瞰出来るということは、小説を書くにあたって、非常に重要である。精神を吐露するのではない、小説を吐露するのであるからして、絶望とは、小説のことではないかと、少し思った。

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