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⑸『絶望の淵で、笑っている』

⑸『絶望の淵で、笑っている』



俺はいつからか、小説というものの本質が、分からなくなった。この、訳の分からない小説というやつが、一体何ものなんだという、一種の不可思議な疑問がある。話し言葉とも言い切れない、虚構とも言い切れない、事実とも言い切れない、まさに、例えるなら、絶望だろう。



人間は、小説なしでも生きていける。これは当たり前のことだ。しかし、小説家はどうなる、小説なしでは、生きていけまい。俺は、詰まる所、小説を読むことはしなくても、小説を書くことはしなければならないという、大きな矛盾に位置している。



絶望の淵過ぎて、笑えてくるよ、この小説というやつと、死ぬまで付き添って、心中するなど、昔は考えもしなかたな、いや、現に今でも、いつでも止めてやるという思いのほうが強いが、ライフワークとなった今、もう後には引けないのだ。

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