呪い85-ゴールデンウイーク延長した……
「やや! やや! ややああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「いい加減にしなさい! 学校にちゃんと行くの!」
「ややあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
駄々を捏ねる代を見て代美は
「さすがに私も代君の気持ちが分かる……ゴールデンウイークコンクリに生き埋めで終わるって……社会人になった今だからこそ分かる」
さすがに同情していた。
そんな代美の姿を見て詠美は
「良いんですよ、私もよく分るんですけど……でも残念ながらちゃんと理不尽だったとしてもやらないといけないことを教えないといけないんでこれは親である私が教える役目ですから」
そう言ってソファーから代を無理矢理引き剥がそうとする。
「ほら! 行きなさい! コンクリで十分休んだでしょ!」
「さっき理不尽って言ったじゃん! あんな場所でゆっくり休めるかよ! バーカバーーカ!!」
代は文句を撒き散らしながら無理矢理ソファーを掴むが
「あ……」
当然手の握力が弱くソファーから離れた。
「ややあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!! 行きたくなああああああああああああああああい!」
「いい加減しなさい!」
「いい加減しない! ゴールデンウイークを絶対に延長させるんだあああああああああああああ! 俺のゴールデンウイークはまだ終わっていなああああああああああああああああい!」
代は泣きじゃくりながら床に爪を立てて傷を作るが
「行ってらっしゃい!」
そのまま外に投げ出されて
バアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
車に跳ね飛ばされて脳天から地面に激突し、脳みそを撒き散らす。
しかし、全く動じない詠美は代の学校カバンを投げて
ドアを閉めた。
「うわああああああああああああ!!」
大泣きする代を見て近くにいた鬼ヶ島組の一人が
「行こうか……学校」
そう言って担ぐと、そのまま学校に連れて行ってくれた。
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「フン……遅刻ギリギリ、糞だなお前は」
校門に立っていた坂本は
「お前の場合はまだ時間があるが門を閉める……遅刻にしてやる」
代は無理矢理遅刻にされそうになるが、担いできた鬼ヶ島の男が
「フン!」
と思いっきり投げて、窓の開いている場所へとそのまま代は飛んでいった。
ガシャアアアアアアアアアン!
「キャアアアアアアアアアアアア!!」
「確かあいつのクラスってあそこだよな? 間にあって良かった」
坂本の思いとは裏腹に、遅刻は回避できた。




