呪い81-睡眠の障害
「大体よおお! お前等いつもそうやって俺に頼るけどよおお! 契約違反の前のもう少しは自分らで頑張れよ! 俺に頼るのダメ!」
代は布団を被り無理矢理寝ようとするが
「起きろおおお! 起きるんだああああ!」
「うるせええええ! そもそも俺の一部勝手に持ってっただろうがああ! それ使えよそれええ!」
「あれはもう使ったのに全く効果がなかったから言ってるんだ! 責任を取れええええ!」
代はひたすらに拒み続けるが、睡眠どころではなくなる。
しかし、代もさすがに諦めるかという気持ちにはなれなかった。
そもそも人を救うという行為そのものを嫌っていた。
理由は簡単だ。
「奪うならともかく施しを上げるとかマジないわー」
である。
金を貰えるなら取り敢えずは頑張るが、貰えないのにもかかわらずマナーでもないのにそれをしないといけないという空気そのものが気持ち悪いと思っていた。
人を助けるのは当たり前……
それが代にとって億劫であり、馬鹿らしいと思える行動そのものである。
「いい加減にしろ! 代は嫌がってんだろうが!」
「そうですよ! 早く帰ってください!」
そうしている間に
「おらああああ! 山本おおおお! テメエ頭湧いてんのかあああ!」
鬼ヶ島組、若頭鬼ヶ島鬼女が現れる。
山本議員は
「鬼ヶ島! ふざけるな! 彼女は幸せになるはずなんだ! それが病に侵されて! 愛する者との一生を送るはずなんだぞ! それが出来ないなんて悲劇だろうが!」
「そんなのは病気になった不幸を呪え! 今の医療技術のなさを呪え! 助けを求めれば助かる何て漫画やアニメやドラマの世界だ! ハッピーエンド何てほぼねえんだよ!」
そう言いながら鬼女は3人を担いで
「本当にすまんね! じゃあこれで!」
「離せええええええええええええええええ!」
「糞おお! 止めろおおおおおおおおおおお!」
「人殺しいいいいいいいいいいいいいい!!」
そんな奇声を上げながら家から消えていった。
そして、車に乗せられてそのまま立ち去った。
「寝み良い」
そう言って代は布団で目を瞑る。
「私達も眠りましょう」
「そうですねえ」
詠美も代美も睡眠を取った。
代は目が冴えた。
「糞おお! 眠れねええ!」
そして、朝ご飯の時間になるまで目が冴えて眠ることが出来なかった。
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「目に隈がある」
「貴方もね」
「本当にすみません」
皆寝不足になった。
連休最初の日であった。




