呪い79-最後のDT捨て手段
「というわけで代君! 詠美さん! 契約追加で今後代君が死んでも勝手に一部を持って行く事はなくなったから自然と殺す必要もなくなるのでご安心を!」
「本当にありがとう! 全く殺してやりたいわ!」
「いえいえ! こちらはこちらでこうしておかないと面倒事が増えるので! 普段の対応なら問題なんですけどああいうのは本当に困るんですよねえ……国が絡んだらそれだけで色々と目を付けられやすいんだよねえ……せっかく私達が裏で頑張ってるのに~……」
と頭を抱える。
彩夢はその姿を見て
「片もみましょうか?」
「彩夢さん……それは私の仕事だから取るな……」
「取るな!」
坂野の瞳孔は開いており尋常じゃない様子であった。
「忠誠心が高いんですねえ……」
「良い事ですよ……尊敬できる人の元で働くことは……」
雛子も佐那も遠い目で坂野を見ている。
「そうなんですよ! 本当にこの人のお陰でええ!」
と歓喜の涙を流す。
「怖い怖い怖い! 何こいつ! どうすればこんな事になるの! 一体何をした!」
鬼女は嗤いながら
「やだああ! 坂本の様な奴とは違って私はちゃんと責任を取るよ!」
「責任……」
代は明らかな性癖のヤバい鬼女に少し勃った。
「味わってみる?」
「断る!」
だが一瞬で嫌な予感を感じて即答で断った。
「なんだ……つまらん」
少ししょんぼりしながら目を逸らす。
「いやいや……お前俺が不死身を理由に搾り取る気だろ! さすがに……それは初めてで嫌……もしこのままDTなら頼むけど……」
「分かった……その時はよろしく」
彩夢と雛子と佐那はそんな代を見て
「必死だな」
「捨て身のDT捨てね」
「最後の手段に残すのね」
と冷めた目で見つめる。
代美は頭を抱えて
「あああ! この会話なんかおかしいい! 絶対におかしいいいい!!」
と唸る。
彩夢は背中を摩り
「慣れなくていいよ……適応出来ない事に関しては別に責められることは無い……自分の意思を強く持つことは適応力よりも大切な心の強さだから……そう考えられるなら貴方はそれで正しい」
「彩夢さん! うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
涙を流しながら抱き着いた。
「横乳! みえ……みえええ!!」
代は必死に横乳を見ようと体を横に倒す。
代美は冷たい目で
「ああ……無駄よ……着こんでるし」
良く見ると薄着に見えた服は着こんでいた。
「ちくせう!」
代はスマホゲームをやり始めた。




