呪い78-契約再び追加
「そんなことが文化だと! 普通だと! そんな狂った発想しか持てないから人を救う事を考えられない! 私達はそれらを許すわけがない! 命を奪う事が当然という考えが根付いてしまったらこの世界が地獄化する事が分からないのか!」
すると鬼女は疲れたように
「イタチごっこになると思うけど……生物が誕生していらずっとそうだろ? 命は奪われるし奪う……それが自然の節理でこの世界の絶対のルールだ……だがお前等は四二杉代の尽きない命を使い命が奪われる行為や命が失われるその事象自体を消そうとしている事がどれ程邪悪な事か分かっているのかな? 減るから価値が出るし、少なさこそが人類の進化を進めるし、誰も自分達の利益を見ているからこそ今の人類社会は完成された、だからこそ命の奪い合いは止められない、ある企業はある企業に勝ちそして儲けを出せずに倒産して自殺をする……そして勝った企業は自分達がそいつ等よりも生物より上であることを自覚するからこそ次のステージに立つことが出来るんだよ? 奪い合いを消そうとすることは必要不可欠である以上アイツの呪いはこの世界にとって害悪でしかない……そしてそれらが知られれば私達が攻撃されて失うものが多くなる……それだけは避けないと……奪い合うにしても勝たなくちゃ全く意味がないんだから」
ギリギリと睨み着けてくる山本議員は再び口を開こうとするが
「まあ黙って……取り敢えずはお前のその行動は今回は許す……だが契約追加だ……あいつの都合の良い時間以外は例えアイツが死んでいるとしても奴の一部を入手する事を禁ずる」
「な!」
「ふざけるな!」
「どうしてそんな約束を! 契約はあれで終了のはずよ!」
「お前等が勝手な事をして代を殺すからだろ! こっちとしても避けたい事をお前等は平然と破り挙句に口八丁手八丁で誤魔化そうとする……元来あんなのはすでに契約違反なんだぞ? それを今回は見逃すと言っているんだ……寧ろありがとうを言われたいぐらいだ……今回のあいつの一部は勝手に使うと良い……せっかく手に入れたんだろ? まあそれは良いさ……」
「く! わっ分かった……どうせお前等の事だ……この契約を飲まないととんでもない事をするだろう! この悪党が!」
「よく分ってるじゃないですか! ではそれでお願いしますねエ」
そう言って鬼女はそのまま帰っていった。
「契約は取れた……その言葉は録音しているし言葉とともに依然作った君の同意書類にも名義された……口だけで契約は最早成立した……破った時どうなるかはお楽しみ」
「く!」
不気味に嗤う鬼女に恐怖した。




