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呪い72-情けない人間

鬼女はすっかり怯えた暴走族に


「さてと、泣き叫んでお母さんお母さんと情けない声を上げて……子供の様に泣きじゃくって……見るに堪えないなあ……」

「五月蠅い! 狂人共! こんなことが許されるかああ! お前は狂人だあ!」

「ええ! 俺に対しては当然の様にやった行為を狂人扱い! それじゃあお前等はどう……」

「黙れ! お前黙れエ! お前は不死身だろう! 死ぬんだこっちは! 死ぬんだぞ! っそして苦しむんだ! 悲しむ人もいるんだ! お前の様な化物と違ってな!」

「ええ……俺にも悲しむ人はいるはずなんだけど? お母さんとか?」

「お前は家族だけだろ! つまりはそれ以外は誰からも悲しまれないんだ! そんな悲しむ人が少ない奴と多い奴を一緒にするな! お前の様な孤独な存在と一緒にするあなあ!!」


鬼女は頭を抱えて


「なるほどね……まあそれはもういいや……君達の言う通り彼を悲しむ人は家族である母親ぐらいだ……父親はあ……多分悲しむのかなあ? まあそんな感じだねエ……でもお前等が死んでも悲しむ人は少ないだろ? 寧ろこいつとは違って家族すら悲しんでもらえなんじゃない? あんなに暴走行為で人に迷惑を掛けていた分際なんだから……さてと、そろそろ会話は止めよう……君達には一つして貰う事がある……最も君達のポリシーと言える行為だから問題ないよねえ?」


そう言って縄で縛った暴走族を引っ張って代と一緒について行った。



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暴走族は皆バイクに跨っていた。

彼らは涙を流しながらバイクから降りられないようになっている事が見ていた分かるレベルでもがいていた。

鬼女はそれを見て


「お前等特攻隊何だってなあ? 暴走族達が勝手に自分達に箔をつける為の階級の様に使っているみたいだけど……特攻ってお前等意味分かって使ってる? 恰好を付けるための物ではないってことをよ?」

「何が……いいたんだよ……俺達は特攻隊だ……暴走族としてもこの地に名が通っている程にな……」


代はその言葉を聞いて


「迷惑行為をしておきながら名が通って嬉しがるとか……ドMかよ……ひくわあ」


呆れてモノも言えない様子であった。

鬼女は


「まあ代君の言う通り君ら迷惑でさあ? しかも特攻隊とか言ってるくせにお前等誰一人死んでもいないじゃないか?」

「フン! 分からないのかよ……暴走族は死ぬギリギリをいつも戦ってスピード出してんだよ……そうやって自分達の度胸を強くしてんだ! それが俺達のやるべきことだからよ!」

「違うな……特攻の異名を勝手に使っているにも関わらずお前等は何も分って使ってはいない」


睨みながら鬼女はある方向にバイクを向ける。

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