呪い67-悪への裁き
「これ……契約違反じゃないの?」
「違う……私はたまたま君の一部を手に入れた……たまたま死んだ君を見たからね……提供でなく拾っただけだ」
「ああそう……でも俺から前も血を貰ったろうが……」
「それじゃあ足りないんだよ……この世には沢山の人間が苦しみ困っている……そんな人間を放って置けない達でね……その為にももっと必要だ……それに君の体の能力は死んだ人間にはあまり意味をなさないのだろう……あの時助けた人間は蘇ることは無かった……ならば今生きている人間であればきっと……きっと助ける事が出来る」
「フーン」
(まあ違うんだけど……俺の一部を大量に手に入れたってそれはすでに呪い外の一部だから……まあ鬼ヶ島組からしたら面倒くさい俺の一部の掃除はやってくれてありがとうだけど)
代は山本議員の思い違いを心の中で嗤い、何も教えようとは思わなかった。
すると山本議員は睨みながら
「後……貴様のせいで苦しみ死んだあの者たちの苦しみを味わいたまえ……彼らは暴走族ではあったが心を入れ替えて正義の為に正義を執行するんだ……今から君を裁きそして更なる救いの能力を手に入れてくれる……彼らの正義を受けたまえ」
それを聞いて暴走族達は威張りながら
「ああははははは!! 俺達は今等正義を成す! お前等! 悪を討伐するぞおおおおおおおおお!!!」
「おおおお!!」
「苦しめてやれえええ! こいつのせいで傷付いた人達の思いを! 俺達が受け継ぐんっだああああ!!」
そして、チェーンソーを持った男はエンジン音を鳴らしながら刃を代の腹に押し当てる。
ギュルルルルリイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
「っぐぐっぎいいいいいいいいいい!!」
代の腹から大量の腸が飛び出た。
「押し倒せえええええ!」
代は暴走族に取り押さえられて体中をズタズタに切り裂かれる。
「がああでええddがああ!!」
悲鳴を上げる代を無視して、飛び出した腸をバイクにきつく縛り、念入りにチェーンで縛った。
「っぐggggっぎいいいいいい!! ああああ!」
煮えたぎる様なイライラと痛みで代は多少の悲鳴を上げる。
「はははは!! 苦しんでる苦しんでる!! もっと苦しめえええ! これが正義の裁きだあああああ!」
暴走族は次に取り出したのは大きな釘である。
それを倒れている代の胸の真ん中に押し当ててハンマーで
ゴシャア!!
「gっば!」
「刺されえええ! 刺されええええ!」
そして、最後まで撃ち終わると暴走族はバイクに跨る。
「さあ! 市中引き回しだああああ! こいつはそれだけのことをしたあああ! 許されざる悪だあああ! 俺達は正義だアアアアアアア!!」
そして、バイクを発進させると地面に突き刺さった代は思いっきり引っ張られる。
腸は体中に巻き付けられてそれはバイクと繋がり、バイクが進む度に腸は飛び出ていく。
「ッググググググッギギギギギギギギギギ!!」
更に代はチェーンで引っ張られて胸の真ん中に打ち付けられた釘で代自身の胸から上が徐々に避けていく。
ブチブチブチイイイ!!
代は腸が全て出て、更に引っ張られると釘の芯は顎まで到達し、そこから鈍い音を立てながら代自身の頭を裂き始めた。
「ああああああああああだあああああああああああああああああああ!!」
ゴsyサアア!!!
頭は思いっきり裂けて、脳みそが飛び出る。
「正義は執行されたああああ! 我らこそ正義だあああああ!!」
『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』
雄叫びと共に代は血塗れで引っ張られる。
だが、そこに一人誰かが立ちはだかる。
「ああ! 退けええ! 正義執行中だ! お前も悪かああ!」
「ああ……悪だよ……飛び切りのな」
鋭い眼光で鬼ヶ島鬼女は暴走族を睨んだ。




