呪い65-買い物途中
代は自転車に乗り
「そろそろ買い物に行っても良いよな? 俺届け物渡しただけだし」
「別にいいよ……私達の努力を見せるつもりであんたを連れて来ただけだし」
「努力を見せる?」
佐那は首を傾げる。
彩夢は佐那に
「さっき代が私達の努力を否定する事を言って見ていないからそういう事が言えるのかなって思って連れて来たんだけど? ダメだった?」
「いや……別にそれは問題ない……だがあれだけでこいつが……」
「努力を見て貰おうとか! ウケる―!」
「ほらね?」
雛子の言葉に彩夢は同意する。
代はそんな三人に手を振って
「じゃあね!」
「あ! 後でそっち行くから!」
「私もー!」
「そうね……おはぎも食べたいし、彩夢……ほっぺについてるよ?」
「あ、」
そうして、代は自転車で離れていく。
「ふーん! フーン! アニメグッズ! ゲーム!」
気分よくそうこうしている途中、坂道に入った。
「ヤフー! 楽ちん楽ちん!」
がったん!
「うご!!」
いきなり妙な音が鳴り、自転車のバランスを崩す。
しかし、何とか代はバランスを取ろうとする。
「あぶ……」
すると自転車の前輪が突然外れて前から地面に突っ込む。
グシャあ!!
「あぎぇえ!!」
代は顔面から地面にぶつかるとそのまま転がり続ける。
だが後ろからくる後輪の付いた自転車の方が早く、代に上を通って地面にペダルがぶつかるとチェーンの掛かっているチェーンホイールが破損し仰向けになった代の首にチェーンが巻き付く。
「あがば!!」
代はそのまま坂道を落ちる自転車に引っ張られ首がチェーンで締まる。
挙句の果てには、代自身が藻掻いたせいか首に引っ掛かったチェーンはより複雑に絡んでいき、代を決して逃さない様に巻き付いていく。
「ぐbっががががあ!」
地面に引き摺られながら代は
(馬鹿な! ネガティブにもあっていないし不幸な事も考えていない! これは一体!)
そして、後輪が回りながら代を引っ張って行き、電信柱にぶつかって止まった。
と同時に代はチェーンの靡く力で吹っ飛ばされて。
「いぎゃああああああああ!!」
電柱の電線に引っ掛かり
バチバチバチバチバチバチバチイイイイ!!
感電してそのまま地面に激突。
それを見ていた近隣の人は
「嫌だねエ……汚いゴミだ」
そう言って皆で協力して代をゴミ収集車に突っ込んだ。
そして、移動すると共にプレスで代は
ゴシャゴシャ! ブシャアアアア!!
潰されて運ばれていった。




