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呪い58-おはぎ

代はかったるそうな表情で


「何で俺がお前なんかの取材を受けなきゃならんのですかああ? 面倒くさいんですがああ?」

「黙れ! 我々には知る権利がある! お前はどうやってその力を手に入れた!」

「で? 貴方はどうしてここに来たのよ代……何か用事あったんでしょ?」

「同時に質問しないでくれる? 聞き取れん」


記者は大声で


「だから! お前はどうやってその力を手に入れた!」


と質問するが


「で? 彩夢は何て?」

「何か用事があったんじゃないのと聞いたの」


と彩夢の方に確認を取った。

その言葉に代は


「ああ、母さんがおはぎを届けろってうるさくてさあ……仕方ないから届けに来たってわけだ」


その言葉に彩夢は目を輝かせる。


「え! 叔母さんのおはぎ! 食べたい食べたい! ……え……あんた生首だけだけど……今おはぎは?」

「さああ?」


その言葉に彩夢は歯ぎしりをしながら


「ああ? ふざけるなよ! テメエ! お遣い一つできないのか!」


頬を握力だけで掴む。


「イデデデデデデデデエエ! 大丈夫だって! あると思うからまだああ……」

「本当だろうな? どこだ!」

「どこかまでは分からんけど……多分近くじゃない? 後頭部を殴られて脊椎を損傷後車に轢かれて首が千切れ飛んでそのまま鳥に運ばれてここまでやって来たんだ……自然の力ってすげえよな」

「言っとる場合か! とにかくお前が被害に遭った場所に向かうぞ?」


すると坂野は


「貴方はここに居なさい……ただでさえ代君は目立つのに貴方がいれば確実に人目に付く……取り敢えずは私と代君で探すは……」


そう言って代の首を預かり布に包んだ。


「おい! こっちの質問はまだ済んでないぞ! こっちが先だろ!」

「ちょっと! 何を言ってるんですか! この少年が何者か分かりませんがこんなことを世に出すのは僕もさすがに止めておいた方が良いと思いますよ!」


孝之は彩夢を庇う様に言うと


「黙れ! お前はこの状況を理解していないのか! こんなのがこの日本にいるんだぞ! 気持ち悪いだろ!」

「いや! それが理由もさすがにどうかと!」


孝之と記者が話している間に


「坂野さん、私達もおはぎ貰えるかな?」

「多分沢山作ってくれてるんじゃないですか? 詠美さんの事ですし」

「俺も食べよう」

「「いやお前はいいだろ」」


「ええ……」


女性スタッフが呆気に取られているところに男性スタッフは


「大丈夫ですよ」

「田中さん」

「貴方の分のおはぎはちゃんとあります」

「いえ……そういう事では」


その間に坂野と代は外に出た。


「おはぎ楽しみー!」


彩夢はウキウキ気分で近くの椅子に座った。


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