呪い48-坂本カオス
「それにしてもこの街の坂本は碌な奴がいないんですかねえ? 俺の知っている教師も坂本でセックス推進派の変態ヤリマン教師なんですよ……ちなデキ婚らしいです、本人は愛があればどうにでもなるらしいですけど……絶対に親の力でどうにでもなってる気がするんですがねエ……」
「所詮世の中そんなもんよ……悪だって世界にとってどうでも良い奴か都合よく消せる奴を選んで悪者にすれば万事うまくいくのだろう……」
「空気の読めない奴はいわば世界で言うところのいてもいなくてもどうでも良い……つまり皆から全く相手にされない所詮は消える事に対して誰からも庇われない奴が順に消えていくんだろうねえ……」
二人はうーんと頷きながら臭いドブを見ていた。
「オッサンありがとう、もうすぐ迎えが来る……俺は別に皆から必要とはされていないけど偽善気取りとしては都合の良い人間だから」
「おお、頑張れよ」
「坂本が消え去ることを祈って!」
「俺も話して全くスッキリすることなく寧ろ怒りが助長されたが寧ろそれが大切だと何となく思う事が出来たような気がする」
二人は手を振って解散した。
迎えに来た代美は
「代君……何話してるの……」
「坂本って奴は碌な奴がいないなって話」
「それは貴方とその人の見解でしょ? それに多分あんたを無断欠席にしたそいつとその坂本って同一人物かもね」
「まさかまさか……あんないかれポンチは世界に沢山いるんだよ? 気のせい気のせい」
と代は全く相手にしなかった。
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「全く……あの上級国民は面倒な事をしてくれた……まさか山本議員とつながりがあるなんて……」
「何でも父親が友人らしい」
「すばらしきかな友情……てか? キモ!」
「そういえば嬢もあの腐れ教師が担任だったんですよね? 昔はどんな……」
「あんな感じだよ? 複数人の教師と生徒に子種をバラ撒いて私ともやろうとしたけど力でねじ伏せて警察に言ったら私が捕まった……これが……私の初めてのムショ生活だった……」
男は鬼女に呆れながら
「レイプ未遂したうえで、嬢を逮捕っすか……何? レイプされた方が良かったの?」
「拒否権はなかったらしい……まあ私はヤクザの娘だから問題はなかったけど他の女子生徒は人生を奪われた奴が多かったかな? フフフ……そんな奴等が今どこにいるか君も知ってるでしょ?」
「うちの組員! 女が多いのはそれが原因ですかよ!」
「私の為の私による私の組織さ!」
ペロッとして嗤う鬼女に男は引いていた。




