呪い47-童貞非童貞オッサン
「あれは……俺が中学生の頃だった……俺はただ勉強もあまり出来ず、運動も出来ない上にビビりで皆からいじめを受けていた……」
「典型的なカースト制度から振り落とされたボッチ生徒だったんですね……まるでどこかの俺みたいだ……」
「寧ろカーストを上げるのってどうするんだよ……まあいい……その中でも俺を見下しゴミと断言した主犯格の上級国民がいた……」
代はぷんすか怒りながら
「全く! 上級国民息子は最低だな!」
「その学校もそいつの言いなりで……学校の校則で俺を虐める義務まで増やして俺を追い詰めていった」
「終わりじゃん! もう終わりじゃん! 何そのルールからも裏切られる末路! あ……俺か……」
オッサンは深く頷く。
「まだそれだけなら耐えられたのかもな……だが地獄は底からだった」
オッサンは潤む目を上に向けて涙を押さえ込む。
「ある日のことだ……俺は突然見覚えのない強姦罪で捕まった……」
「ええ!! 見覚えも無いのに童貞って卒業できるんですかあああ!」
代は両手を広げながら驚く。
「私は捕まり警察から睾丸を潰され、鼓膜を潰され、肋骨を粉砕されて冤罪の罪を認めさせられた」
「寧ろそこまでしないと吐かすこと出来ない警察の無能っぷり!」
「いや……取調室に入った瞬間やられた」
「分かるわー……俺も一回レジにお菓子持って行ったら万引き罪で頭を撃ち抜かれて顔面を陥没させられたわ……」
「それは最早罪でもないのでは……」
代の時々出る言葉にオッサンの方が驚いていた。
「そして、妊娠したという少女と両親は俺の家族に賠償請求し、ついでに俺を虐めていた主犯格で上級国民の家族にも皆に迷惑を掛けた罪で1000万の賠償請求をした……そして目の前で一族もろとも引き裂かれて殺された」
「ええ……」
「私は賠償請求の為家を売り、サンドバックとして売り払われた」
「良く死ななかったですねえ」
「その度にあの主犯格の名医に体を治された……最新医療でね」
「最新医療スゲエ」
「そして、私はここで一生ホームレスと過ごす事で許されるという意味の分からない贖罪を今も尚受け続けている……私は皆から童貞非童貞オッサンと呼ばれている……蔑称を込めてね」
「まじかあ……その主犯格の名前は?」
「坂本だ……今は母校で先生をしているらしい……あるいみ皆はアイツに操られていたといっても過言ではないしあいつは自分を正義と言って信じて止まない変人だ」
「あんなのが本当に良く先生に慣れましたね……あ! そうか! 上級国民だからか!」




