呪い46-ウザい
オッサンは突然面白半分に話し掛けて来た代に
「またか……皆面白がって俺の話を聞く……お前も皆みたいに」
「ああ、貴方の事を思って何て全く思ってないよ……ただオッサンの恨みについて興味本位から聞いてるだけだから……面白そうだから……そもそも話を聞くだけで気が晴れるならそんなみすぼらしい姿で未だにブツブツ文句言わんでしょ? それだけ長い時間恨む事を簡単に消せるはずもなく」
オッサンは眉間に皺を寄せて
「全く最近の若者は遠慮も無くなったのか?」
「テレビとか世間とかもうすでに見れてないから知らんだろうけど全く持ってその通りだよ? 遠慮する人間どころかズケズケと人の心に土足で踏み込む事なんてザラだよ、違うのは正義面で人の心に付け入って聞いて自己満に浸る人間と俺みたいに暇な時間をただ聞いて勝手に満足して自己満に浸る人間の違いぐらいだろ?」
オッサンは気味悪そうに
「全く……どうせ聞いても俺はスッキリしないんだ……」
そう言うとそっぽを向いて寝転がった。
眠りに着こうとすると
「ふー……教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて」
「やめどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
代の嫌がらせを受けてオッサンは代の顔面を殴り付ける。
「bご!」
血を吹きその場に倒れる代を見て
「やべえ!! ヤベえよ! また警察に!!! ヒイイイイイイイ!!」
頭を抱えて震えあがる。
すると
「オッサン教えてよおお! 暇なんだよおお!」
と言って代は傷一つなくオッサンに声を掛ける。
「あ! ああ……んだよ……てめえいったいんなdなよぽおお!!」
呂律が回らず、オッサンは指を差しながら代に質問する。
「ただの不死身の呪いを受けた法律に守られないが法律に裁かれるだけの中学二年生だぜ!」
とペロっと舌を出して
「四二杉代でええす! よろよろおおお!」
キャピアピールをして挨拶した。
オッサンは痛々しそうな表情で代を見る。
「オッサン……そういう事をすると人は傷つくんだよ? 知ってる?」
「オッサンはお前にも皆にも傷つけられたんだが?」
「……お互い様」
オッサンは諦めたように
「分かったよ……ウザい事されるのはもう嫌だし……話してやるよ……面倒くさいなあ……」
オッサンはフケまみれの頭を書いて酷い匂いを漂わせる。
「おお! 最高!」
代は気にせず話を聞く。




