呪い42-敬意をこめて
その言葉に童貞生徒達は怒り心頭であった。
「ああ!」
「何! 童貞で何が悪いのかよ! 俺等は生まれて来るべき存在じゃねえってか!」
「ぶっ殺おおおおおおおおおおおおお!!」
「グギャアアアアアアアアアアアアア!!」
悲鳴なのか奇声なのか分からない声が聞こえて来た。
代は嗤いながら
『童貞諸君! 聞いて欲しい! 我々は存在するべきでない! 社会の害悪扱いされている! 別に暴言をいつだって受け入れて日常の中で当然として生きて来たではないか! つまりこんなことでブチギレる必要はない! それよりも俺達がするべきことは暴言を吐くことであろうか! 否! 違う!』
その言葉に童貞生徒達はたじろいだ。
「へ?」
「またわけわからんことを」
「まあ聞こう、同士諸君……我々に報告くれたある意味の同胞の言葉だ……」
リーダーらしき人物が皆の怒りを抑えて聞こうではないか! 我々DT紳士達の誇りに懸けて!」
すると皆が一気に静かになる。
そして
『我々のすべきことはこの言葉を我々に行った者に対し敬意を込めてあることをして欲しいと最初に伝えたと思う!』
「ああ」
「確かに……でも何を……」
息を大きく吸う音と共に代は
『皆でその者にオナニーで使用したコンドームを投げつけて上げようではないか! 祝福だ! 頂点を自称するその教師坂本に投げつけて上げようではないか! 奴にとってのライスシャワーだ!』
その言葉を聞いて童貞生徒達は
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「いやあああああああああああああああ!! 良いぜええ! 皆! 薬局に向かうんだアアアアアアア!」
「先生! 薬局に行きたいので早退の許可をください!」
「うむ! 許可しよう!」
歴史の教師、松本は禿て何もない髪を払った。
そして、皆は一斉に外へと飛び出し、一目散に最寄りの薬局・ドラッグストアーに向かった。
「おい! まだ授業中だぞ! 何をしている! 戻って来い!」
坂本は顔を真っ赤にしながら生徒を叱責したが止まる気配がなかった。
「糞! 四二杉め! 屑だ屑だと思ったが! こんなパニックを……」
悔しそうにしながら握り拳を作る坂本に
「坂本先生!」
と一人の男の教師が現れた。
「中本先生! 良かった! 来てくれたんですね! 早く奴等を止めないと!」
「先生……待ってください」
「?」
坂本は中本先生の方向に振り返ると
ベチャアアア!!
顔面にべちゃべちゃする物が当たった。
良く見てみるとそれは白いドロドロの液体の入ったゴムであった。
それは中本先生のオナニー型使用済みコンドームであった。




