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呪い40-力

「四二杉君困るよ……ここで待っていてと言ったのに……」


校長は表情を曇らせながら代に説教する。

森瀬は校長に


「校長、私も昨日話が出来なかったので悪いのは私であり彼では……」

「いや……人の指示に素直に従えないことは問題だ……指示待ち人間も良くわないが指示されたからにはそれに素直に従う事は最も重要である、それこそ新人の頃は何をすればいいか分からないんだからまずは指示に従う事が重要になるのだからね」


代は校長の言葉に頭を下げて


「校長の言いたいことは分かります……言い訳を聞いてくれると俺としては助かるんですが?」


とニタっと嗤いながら校長を見た。

校長は怪訝そうにしながらも


「聞こう……その言い訳を」

「カッコつけるのは大人でもあり得るんですねえ……まあ理由としては坂本に暴行を受けながらなんか変な告げ口事件を問題視されたからです」

「!! はあ……」


校長は疲れ果てたような表情で肘枕をしながら


「全く……あいつは……俺の手を煩わせやがって……」

「ずいぶん乱暴になられた……我慢が限界? いいねエ! 人の爆発的な怒りは根源だと俺は考えます……人間はもっと怒り任せに行動しても問題はないはずなのに自分を守るばかりを考えて色々ルールを作って雁字搦めになっている節がありますしねえ! 俺はすでに暴力や力に屈しながら生きて来た! だってそれこそが人間の根源的必要欲求だと思っているし! 全く法律は偉いさんを守る為だけにあるのに絶対のルールにするなんて……困ったものですねえ」


すると校長は鼻で嗤い


「だったらあのバカが今頃校長をしているよ……権力的には奴の方がデカいからね……力と言っても権力だって立派な力だよ……暴力よりも扱いやすい」

「いや! 校長がそんな話をしても良いんですか!」

「うるせえ! 私がこの権力を手に入れるのにどれだけ苦労したと思ってんだ! あのバカを誑かしてこの校長の地位を手に入れたんだぞ! 生徒目線に立てるのは教師が一番だと言ってね!」

「森瀬先生~……皆頑張ってるんですよ? そういう言い方ってないですよ」

「えー……」


森瀬は冷汗を掻きながら呆れる。


「さてと、取り敢えず校長と闇の権限で俺の無断欠席を完全に消せる事は分かって頂きましたか?」

「はいはい、それに関しては証拠を鬼ヶ島組が提示してくれたし、研究者である姫島代美さんの証言もあり何とかなりますよ……まあ後はあのバカが言っていた君の告げ口の件だが……どうするつもりだ?」

「……放送室借りても?」

「「は?」」


二人はキョトンとする。

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