呪い33-ヒートアップ
二人はドンドンとヒートアップしていった。
「ああ!! あああああ! ダメええ!」
「そんな大きな声出すと……はあはあ……君の厭らしい姿……誰かに見られちゃうよ……」
(その厭らしい姿……すでに俺の哲学の道ファイルに7日分保存されてるよ……)
等とくだらない事を考えながら代は二人の行為で興奮しながら録画する。
そして、
「「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」」
二人の絶頂の声を聞いて
「終わったか……フム、素晴らしいオカズを沢山……本当にありがとう」
と手を合わせて二人に気付かれないように拝んでいた。
そして、代はスマホの映像録画データの容量を見て
「やはり今回が限界か……さすがに俺のパソ容量も限界だ……これで終わりかあ……それに明日から早く帰れるし……」
と寂しそうにしながらその場からコソコソと逃げている。
二人は未だ余韻に浸っている。
その間にバレない様にそこから移動しないとダメなのだった。
代は二人に感謝しながら
「しゃあない、……いくら付けているからって間違いが起これば悪い……そうなる前に俺の最後の務めだ……」
そう考えながら代は職員室に向かった。
すると職員室で代を探していた森瀬がいた。
「! 四二杉君! 坂本先生は帰っちゃったけど明日にはちゃんと話そう! 校長も無断欠席の件は事情を聴いてからって」
「すげー……校長に掛け合ったのかよ……まあ校長が言うなら明日時間を作りますよ? 証人を連れて」
その言葉に森瀬は少しホッとしたような表情になる。
「そういえば四二杉君この時間まで何してたの? もう16時50分だけど?」
(結構時間経ってるなあ……夢中になるって怖い)
「今日17時に迎えに来る人がいるんでその間ちょっと学校回ってたんですけど……ちょっと使われていない教室の方で不良が溜まっていましたよ! 見回った方が良いんじゃないですか? 今いるかは分からないけど……」
という言葉に森瀬は慌てながら
「ええ! 本当に! 分かった! ちょっと見て回るよ! どこの教室!」
「3階の西側です」
「分かった! ありがとう!」
「じゃあ俺もう帰りますね!」
「はい、また明日」
と挨拶を終えて、代は教室に向かいカバンを持って学校の玄関に向かった。
そして、時間を見ると丁度17時5分になる寸前であった。
「フ、丁度いい時間潰しが出来たぜ……」
嬉しそうにスマホのビデオフォルダーを見てニタリと嗤って学校の校門を出ると
「あ、代君! お待たせ!」
代美が丁度車を校門前に来ていた。
「あ! 全然っすよ!」
そして、代はそのまま車の後部座席に座って
そのまま車を発進させた。
すると代美は
「今日の事はちゃんと聞かせてくれるの?」
「ああ、別にいいっすよ? 終わった話ですけど?」
「ちゃんと聞かせて……それと部活でもしてるの? 学校終わる時間としては遅いんだけど?」
(ナニを録画したとは言えず……)
「まあ色々とねえ……学生はやることが多いから」
と言って代は先程の盗撮を誤魔化した。
代美は苦笑いで
「あまり変な事しちゃダメよ……いくら未成年だからってやって良い事と悪い事があるから」
注意を促した。
代はヘラヘラしながら
「大丈夫ですよ、そんな悪い事はしないから」
と取り敢えず返事だけをした。




