呪い32-放課後のアレ
「本当に大丈夫?」
「え?」
「いやほらさっきの研究所の件! 明らかに何か変な事に巻き込まれてたでしょ!」
代は呆れる様に
「変な事ならもうすでに起こり続けているんだ……例え俺がこんな呪いに掛らなくても世界はいつもへんてこな方向へと向かって進み続けるんじゃね? 今まで真っ当に進んだことなんてないし」
偏屈的な考え方を言って校門に入っていった。
「ヘンテコな方向ねえ……」
代は教室内に入り担任教師が森瀬が
「え! 四二杉君! どうして無断欠席したの!」
と権幕を立てながらも心配そうに話し掛ける。
「え? ああ……坂本だし仕方ねえか……もう無断欠席で良いよ」
「え! 何を!」
そのまま自分の席に座った。
「おい……なんだあいつ?」
「さあ?」
「でも坂本のアイツへの対応も少し引くけどねえ」
「ああ……まあ差別は良くあるから仕方ないけど……あいつは他の奴等にも……ちょっとねえ」
等と、様々な言葉がボソボソと声がする。
「あの! ちゃんと話を!」
「無理無理……新任の森瀬先生が何をするの? 年功序列のあるんだから無理しないで」
と諦めたような表情で嗤っていた。
「!?」
悔しそうにしながら森瀬は握り拳を作り仕方なさそうに授業を再開した。
(早く授業終われば後は放課後だ……そこからが俺にとっての本番だ……クキキキキ)
と心の中で嗤う。
そして、6時限目の授業だけを代は受けた。
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そして、森瀬は代に
「坂本先生に」
「だからいいって……俺用事あるから」
そう言って無視してどこかへ向かった。
代は自分のいた教室から上の階へと向かい、トイレに潜んだ。
(クックック……ここで数分待てば……)
とニタニタと嗤いながら聞き耳を立てる。
すると
「ねえ、もう止めようよ」
「大丈夫だって! いっつもここ誰も通らないから!」
とボソボソと声が聞こえて来た。
「何時も懲りねえな……まあ俺は嬉しいけど」
と二人の男女が使われていない教室へと入っていった。
男の名前は青野春郎でサッカー部のエースにして成績優秀者である、そして女の名前は神土涼子は学内で美人と評判で吹奏楽部の部員である。
二人は代と同じクラスメイトであった。
代はその教室の窓際に隠れながら聞き耳を立てる。
「ほら! 早く!」
「えええ……昨日もしたじゃん」
「そんなの関係ないよ! 大丈夫だって! ちゃんとつけるから!」
「もう……分かったわよ」
ここ毎日二人は部活を抜けて行為に励んでいる。
そんな二人を見つけたのは代が空き教室にエロ本を隠していたことによってたまたま見つけたというのが理由であった。
(よし! スマホ録画モードオン!)
そして窓際からレンズだけを出して二人の行動を録画し始める。
「アアン……恥ずかしいよ」
「でも、こんなに濡れてる」
厭らしい声が教室内から聞こえてくる。
代は荒い息を出しながら
「はあはあ……映ってる映ってる」
スマホの画面に二人の行為が映っているかを確認しながら録画し続ける。




