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呪い28-誘拐

「いって! 何か首元めっちゃ痛い!!」


代は目を覚まして目線を下に向けると首から下がなくなっていた。


「あ、まあそんな事か……どうせ昨日の……」


代は呆れ果てながら目線を上げるとモニターから一人の男が映った。

代をの能力を世界の為に利用しようとしている山本議員だ


『目覚めたかね……代君』

「ああ、目覚めたよ……で? 契約は破棄って聞こえたけど手続きしたの?」


山本議員は呆れながら


『手続きだと? そんなのは私の権力でどうにでもなる……私だって一人の議員だ……君達は私の事を侮っているようだがそれは誤解だ……闇に手を染めた政治界の中ではしたかもしれないがそれは闇の中……真の正義による政治の中では私はかなり上に立場にいる』

「つまりは悪の世界と善の世界があってその善の世界では権力が上だと?」

『そういう事だ……私の為に力を尽くしてくれる人間は沢山いるんだ』


その言葉に代は


「だから契約を破棄しても良い? そういう事?」

『私と同意見の者は多くてね……そんなことは許せないと間違っているという意見は多かったよ』


代は鼻で嗤いながら


「そりゃお友達は皆そういうだろうよ……お友達はね……でも人っていう国のくくりでは悪い人間も輪の中に入っているよ? 云わば学校のクラスの陰キャ同士で同じ意見でもいじめっ子グループが同じクラスである事実は変えようがない事実だ」


その言葉に頭を抱えながら


『馬鹿な子だ……そんなものは皆の正義の心を一致団結に徒党を組めば打ち倒せるんだよ……君は人間の正義の心を舐め過ぎだ』


すると桜が現れて


「貴方は首だけの姿よ……もう何も打つ手はない……例えあのヤクザ……鬼ヶ島組が来ても無駄よ……その為の対策は取っているんだから」

「例えば?」

「軍よ……正義を掲げる山本議員に付き従う軍がここを警護しているの……そして私達の家族も……特殊な訓練を受けている人たちとヤクザの戦いはどっちが勝つでしょうか?」

「それは知らんけど……守れば助かるという考えその者がとてもとても……」


代は鼻を鳴らす。

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