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呪い22-最高の人生の完成

代美は緊張しながら


「いいの? 代君? まあ条件があるからここに保護されることはないだろうけど」

「大丈夫大丈夫! 研究するぐらいなら何も問題はないよ!」


と平然とした表情で答える。

鬼女も代美の肩を叩いて


「まあそうだねエ、この子はこういう事結構慣れているから……前も勝手に体弄られたこともあればいつも鉄パイプで潰されているしね」

「だったらお金なんて取らないで良いじゃない!」


と後ろから余計な事を言い出す桜を


「まあそういう事だから月収600万あれば何の問題もない!」


と代美にだけ説明して桜を一切無視していた。

代は嬉しそうに


「よおおおし! これで一生金には困らないぞ! 最高の人生の完成だぜ!」


と嬉しそうにしながら自分の明るい未来にウキウキしていた。

すると山本議員は


『フン、それはどうかな……我が研究所の職員は優秀揃いだ、貴様の体の事なんて少ない時間で調べ切れる、そうなればお金なんてもう払わないで済むのだからな』


と自信満々に答えた。

すると代は呆れたような声で


「おいおいおい、ヤクザの書類だぜ? ちゃんと読んでいないのかよ? あんなに都合の良い契約には乗らないみたいなことを言ってたのに? そんな簡単なわけないだろうが……良く読めばわかるぞ? 俺が死ぬまで払わないといけない事ぐらい」


その言葉を聞いて他の二人も代美もモニター越しの山本議員も唖然とした。

そして、タブレットをよく見たが


「書いてないじゃない!」

「いや書いてるよ? ちゃんとその小さな文字読めよ、サインの下の小さな文字を」


その言葉に代美もギョッとしながらタブレットを拡大すると


『この契約は四二杉代が死ぬまで永続的な契約とさせていただきます、尚月の600万が彼の口座に一カ月以内に振り込まれていない場合や支払いが行われなかった場合は鬼ヶ島組から支払いをし、サインしていただいた方が鬼ヶ島組への返済していただくことになります。利息は一日5%になりますのでご注意ください』


と記載されていた。

つまり、四二杉代が死ぬまで月600万を払い続けなければならず、その上支払いが滞れば鬼ヶ島組に借金という形で払ってもらうという事になる。

そのうえ、計算にすると一日でも払えなければ30万円分加算されるという法外な利息であった。

それを見た桜は


「こんなの詐欺じゃない! 違法よ!」


と反論するが鬼ヶ島組は


「おお! おお! いいよ! ただし違法を取り扱っているヤクザに勝てるかい? 勝ったとしてもお金はきっちり返して貰えるようにこっちで手はずを整えるからね? 大切な者を失いたくはないだろう?」


と嫌味な口調でモニターにいる山本議員に話し掛ける。


『貴様等! 私の家族に何をするつもりだ! 私はこれでも議員だぞ! そんな事が出来るとでも……』

「出来るよお? 私らを何だと思っている? 鬼ヶ島組だよ? まあお前みたいな目障りな雑魚議員がどんな組織か知っているとは思えないけどねえ……君の味方何て誰もいないよ?」


と嗤いながら山本議員に言い放つ。

そして、


「まあ精々頑張れよ、もし本当に支払いが滞って私らに借金したらちゃんと金は回収させて貰う、それだけは覚えておくように」


そう言って鬼女は主任と桜を立ち上がらせた。


「そら! 帰った帰った! いつまで余所様の家に居座るつもりだ! 迷惑でしょ!」

「痛! 何をするんだ!」

「そうよ! 止めなさい!」

「永山! そいつらも運んで!」

「了解しました、鬼女嬢」


引き攣りながら二人を抱える。

永山と呼ばれた男は気絶していた隊員達を運んで行った。


『糞! 覚えてろ!』

「ああ! 3秒ぐらいは!』


こうして主任と桜と山本議員は消えていった。

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