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呪い140-署長現る

逮捕後二週間経過したある日だった。


「今日からここに勤務となった山形だ……署長として勤務するからよろしくな!」


やたら元気な意味の分からないぐらい体育会系男が署長として勤務する事になったらしい。


「署長! これからよろしくお願いします!」

「おお! 気の合いそうな奴がここに来たのか!」

「俺達こういう人良いって思う!」


警察内でも獄中でも同じく嬉しそうにしていた。

さながら新しい担任が現れたように

しかし、そんな中二人だけ嫌そうにしていた。


「ああいう系俺嫌い」

「俺もだ……何か本能的に苦手だ」


代と鉄方は嫌そうにしていた。


するとその署長は唐突にある話を持ち込んだ。


「実は1ヵ月前に一人のお婆さんが怪我をした……しかも足だ! 今も入院してこのまま施設に入れられてしまう……彼女は外に出かけたり山登りしたりするのが趣味だったのにそれらが奪われる、その上施設の料理でまだ沢山食べたいものがあるのにそれが不可能になっていく……そんなの許される事ではない! 犯人を見つける事に尽力した! 皆! 協力してくれるね!」

「「「おおおおおおおおおおおおお!!」」」

「「「「「頑張れええ!」」」」」


「「いや……それ普通に怪我しただけだろうに」」


しかし、二人には関係ないと思い無視して


「そういや後数日で釈放らしいぜ? 楽しみだな」

「ああ、シャバで何する!」


と二人は釈放後の事を考えていた。

そして、彼等の事は何も聞かなかったことにした。

色んな人がいるんだなあっていう程度に聞いていた。


その後、


代は刑務作業をしていた。


「ああ、……働くたくねえでござる」

「あと少しだぜ! 後少しでこんなゴミみたいな事は終わる!」


鉄方は笑いながら釈放を待っていた。

代も面倒くさそうにしながらも釈放を待っていた。


そんな時であった。


「四二杉代入るかああ!」

「?」


あの署長が大声で叫んでいた。

代はその目を見て一瞬で理解した。


「うわ……」「何?」


すると代は無視して刑務作業を続ける。


「無視だ無視……お前もシャバに出たらああいうのに気を付けろよ……寧ろここで殴られているのがまだマシに思えてくるぐらいだ」

「はあ? だったらお前は何で外に出たいんだよ……」

「殴られる方がマシだけど……外には外で別の魅力がある……アレに関しては面倒だがそれが理由でここに残る理由が無いからな」


その言葉を聞いて鉄方は微妙そうな表情になる。


「まあお前の場合は鉄砲玉になるから特に酷目には合わない」

「え? 今なんて?」

「貴様が四二杉代か!」

「チ……でナニ?」


ズボンをズリ降ろして馬鹿にしながら下半身を丸出しにした。


「くそが!」


ゴシャあ!


「いた!」


金蹴りされた。

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