呪い136-おつかい
代は刑務所に打ち込まれ、面会室にて
「おい……これはどういう事?」
その言葉を聞いて鬼女は
「ちょっとここでして欲しい事がある……君にはおつかいを頼みたい……報酬は払う」
「聞こう」
代は前のめりになりながら鬼女に耳を寄せる。
「今から収監される場所に……お前と同じ呪いを持った奴がいる」
「少年院に? やっと? 俺含め二人目か……」
「そうだ……二人目……こんなに時間が掛かってやっと二人目だ」
すると、涼子はタブレットを取り出した。
「少年の名前は名倉鉄方……ここに入れられたG5567だ……」
「男か……顔も一応は覚えた……でもこういう奴は俺と同じく殺されたりしねえのか?」
「こいつは殴られても治るという事でここで過ごしている……幼少期に親を殺して以来な……そういう意味ではお前は親にも恵まれていた……不幸は呪いってだけだよ」
代は嗤いながら
「なるほどね……ボコボコにしてもすぐ再構築されるから問題は起こしていないということで皆は模範囚として暮らせる……だがそいつはどうして幼少期からずっとだ? 刑期なんてもう終わってるだろ?」
「こいつはある意味では危険でね……まあ会って見れば分かるよ」
「時間だ……」
こうして面会時間は終了した。
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代は沢山の少年達の中に入れられた。
すると一人目がヤバい人間が
「おいおいおい……お前何したんだ? 悪い奴かよ?」
と嬉しそうにしながら涎を垂らしていた。
「因みに俺は人殺し……これでね」
そう言って銃を持って警官に向ける。
「いきなりインパクトでけえな……」
少年のぎょろぎょろとした目を見て代は
「はあ……バイクに跳ねられたから?」
「は?」
さすがに唖然とするギョロ目の男に代は
「だからバイクに撥ねられたからだよ」
その言葉を聞いて天井を見ながら
「世の中は変わったな」
疲れた様な表情をした。




