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呪い135-刑期

「さてと、まあこいつを逮捕する理由が狂っているのはもう問わない……正直適当な理由を付けて代の世間弱小を利用して悪い事にすればいいという事なんだろうけど……だがそれでもこれを見てこいつに罪として一生そいつの偽善道具にするかを決めても良いのでは?」


そう言って鬼女は涼子に映像を準備させた。


青信号を渡っている途中にバイクが赤信号を無視して代を跳ねた瞬間。

警官が暴力と拳銃を使った取り調べの末、脳血管が破裂した瞬間。


つまり、代の責任ではない証拠を突きつけた。


「だが! 苦しんでいるのは被害者側だ! そして、そいつは何事もない様にぴんぴんしている! そいつより未来がある少年のスポーツ生命が閉ざされ、その上有能な警官の家族も大事な人を失った苦しみを背負っていかないといけないんだ! それだけを考えればそいつが罪を償う理由はあるはずだ!」


裁判長の言葉に鬼女は


「おいおいおい、裁判なら感情論なしで冷静に判決しろよ、まあこの映像を取らせていただきましたし……私の手下が裁判記録を取ったしそれを使って君等の事をネットに揚げてもいいけどそれでいいならこいつを山本議員に渡せば? その瞬間お前等の人生も警官の人生も終わるけど?」

「どういうことだ!」

「いや……分かるでしょ? こういう映像流せばきっと世間の目は冷たくなる、もちろんお前等の暴力シーンと信号無視シーンを流してその上感情で判決を決めようとした瞬間だけを流すけど……でもそれがどういう事か分かるよね? 今まで感情を無視した判決をしてきたやつが別の事件では感情に支配された判決を出したことが発覚したと皆が叩く」

「!! 糞!」


皆は悔しそうにした。

奥さんも少年の母親も彼女もその少年も涙を流す。


すると鬼女は


「ならば……せめて刑期を1カ月にするべきではないだろうか? お前等はどうしてもこいつに罪を償わせたい……金もこっちが払う……それで手を打とうではないか? どうせお前等くさがるだろ? いいぜ? 罪ぐらい償わせてやるよ……これ以上面倒な事をして欲しくない、ただし山本議員のところではなく警察署の少年院だ! そこでなら私の部下もいるからある程度の研究も許そう! 場所はな……」


そして、場所指定と期間を決めて裁判が終わった。


「ちょっと待って! 俺2週間後夏休みなんだけど!」


代は夏休みの1週間奪われた。

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