呪い134-滑り込み
「つまり将来有望のサッカー少年の足をダメにし、スポーツ生命を奪っただけでなく、取り調べ中の警官を殺害した」
「勝手に死んだんですけど? 取り調べ中に」
「全く反省の色もないみたいだね」
「反省する点が無いので」
代はやられっぱなしのため、罪の意識が全くなかった。
「何て奴だ!」
「許せない!」
「この悪魔!」
傍聴席から罵倒の嵐、
「俺の! 俺のサッカーを返せ! 俺の栄光を返せえええ! 俺の未来……ううう……うわああああああああああああああああ!」
「流! 大丈夫! ああああああ! こんなああ! 夢だと言ってええええ!」
「主人を返してえええええ!」
「うわあああああ!! パパアアアアアアア!」
泣き叫ぶ被害者達に代は
「ははは……ワロス」
と指を差して鼻で嗤う。
「糞おおおおおおおおおおお!!」
流は席を離れて代を殴ろうとすると
「ダメです! 下がって! ここ我々に任せて! こんな奴の為に君が手を汚す必要はない!」
「そうだ! こんな奴は我々が倒そう!」
「俺達の署長の為にも!」
代以外の心が一つになった。
「うわ……キモ」
検察官は
「彼に極刑を望みたいですが……彼は不死身……死刑にしても死なないし税金の無駄です……なのである人の元へと送ろうと思います」
すると山本議員が入場する。
「何さらっと当然の様に現れてんだよ……やっぱりお前か」
「君がこんな非道な事をするとは……正直悲しいよ」
「うぜえ」
そして、裁判長は判決を下そうとした時だった。
「はいはい! こっちの弁護が終わってないでしょ! 何当然の様に終わらそうとしてんだよ!」
「鬼ヶ島! 来てくれたか!」
そこには鬼ヶ島鬼女と何故か神土涼子が立っていた。
「何故お前がいる!」
涼子は手を振りながら
「やっほー……四二杉、ちょっとした勉強だよ」
「はい?」
「私これから鬼ヶ島の専属弁護人になる為の勉強をするの……その為色々と関わる事になるし色々な件に突っ込む事になるから序章勉強だよ」
「序章勉強って……これから何……腹出てね?」
「うん……そこら辺の分も踏まえてのだから」
「おおお……鬼ヶ島だなやっぱ」
きっと非合法な方法を使う気なんだろうなあっと思った代であった。




