呪い127-SNSという
目の前には彩夢の千切れた手と出血で汗をびしょびしょに書いている姿を見た。
「いやあああああああああああああああああ!! 彩夢えええええええええええええ!! どうしてええええええええええええええええええええええええええええ!!」
「夢追い掛けるって言ったじゃあん! いやあああああ!! お願い私達を置いて行かないでえええええええええ!」
彩夢の隣には泣きじゃくっている雛子と佐那が絶叫しながら泣いていた。
「おいおいおい……死ぬのはお前かよ……」
代は心底どうでも良さそうにしながら鼻くそを穿る。
その言葉を聞いて雛子は睨み付けながら
「ふざけないで! 彩夢は貴方に巻き込まれたのよ!」
「俺のせいではないだろ? あの狂った動物園とそれを勧めた商店街のオッサン達、そして山本議員だ! 見るべき敵を見失うのは良くない!」
とさも正論の様な事を言ってやったという表情で2人を見る。
佐那は
「お願い……代ッチ……助けて……彩夢んをたすけでえええ」
「え? なんで?」
「私からも頼むよ……」
珍しく鬼女は頭を下げた。
代は気味悪がりながら
「ええ? なんで? どうしたの? そんな大げさな……手を縫って出血止めりゃ良いじゃん」
しかし、代は全く事の重大さを気付くことは無かった。
それを聞いて鬼女は
「はあ……お前は本当に分からんチンだな……全部説明しないとダメなのか? それぐらいは自分の危機察知能力で気付けよ……動物園に入った時彩夢はお前に何を見せた?」
「?? ツイッターの投稿? ……え……まさかこれ俺の責任になる?」
「当たり前じゃん! これを仕掛けたのはあの山本議員だよ! 彩夢ちゃんを事件の発端にすれば確実に代ッチを確保できるんだよ! 話題に揚げて事を大袈裟にすれば国だって今国民には人気の山本議員の意見に加担するに決まってんじゃん!」
「でも虎次郎が……」
「そんなのは国がどうにかして消すに決まってんじゃん! それに今代ッチも見たように暴走族怪物が食べちゃったでしょ! それをさすがに公表する事は難しい事と危険性を鬼ヶ島の威厳恐ろしさ、そしてどうなるか分かってんだろうなという脅しで何とかそこは防げるけどさすがに彩夢ちゃんはSNSで一気に情報が溢れ出すよ!」
「糞……あほみたいな喋り方する癖に頭だけは回る……この糞野郎が……」
佐那を睨みながら鬼ヶ島達を見て
「彩夢もこれが狙いで投稿したな……全く困る……」
その結果……手を治す羽目になった。




