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呪い121-虎次郎処分回避ショー

「どうやら俺は攫われたらしい……」


司会者が嬉しそうに代を闘技場らしき円上の真ん中に置いた。


周りには沢山の子供と大人が敷き詰められていた。



「わーい! 虎次郎が助かるんだねエ!」

「良かったわねえ!」


一体何を言っているのか分からなかったが何をするかわ目の前の虎を見て分かった。


「俺を喰わせるのか? 引くわー」


司会者は代を軽蔑の目線を送りながら


「今からこの死なない不死身人間を使います! そうすれば虎次郎は助かります! 飼育員を噛み血の味を覚えてしまった虎次郎は殺処分されてしまう未来から救えるのです! このゴミを! この不死身を喰わせ続ければ!」

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

「やったあああああああああああああああああああああああ!」


皆々が嬉しそうに虎次郎が救われることに涙する。


「フン、なるほど……そう来たか……俺が不幸で死ぬ事は別に契約で禁じられていない……全く……一々契約にしないと奴等はやってはいけないことも分からんのか? まあそれが普通か……だがルールを勝手に決めた奴等がルールを破るかよ……全く……力のあるものがその力の正しく使う必要があるだとか制御しろだとか……全くきめえきめええ」


虎次郎は代を鋭く睨む。


「ぐがあああああ!」


吠えている虎次郎を見て司会者は


「沢山我慢したな……沢山辛かったな……ごめんな……でももう大丈夫だからな」


そう言って自分だけ安全な場所へ行き、檻を解放した。


「さあ! 始めましょう!」


皆が嬉しそうにしながら涙を拭き代が襲われる姿を観戦した。


「うぎゃああああああああああああああ!」

「ぐるるるるるrがあああああああああああああ!!」


代に一瞬にして間合いを詰めて前足で代を切り裂く。


ブシャアアアアアアアアアアアアアア!


血を噴き出しながらも代は虎次郎から間合いを取ろうとするがすぐに距離を詰められる。

無作為に拳を突き出すが頑丈過ぎて意味がなく。


ガブ!


ブシャアアアアアアアアアアア!!


腕を喰われて出血する。

しかし代もそれなりに自分の呪いを理解しており血を虎次郎の目に掛けた。


「ぐがああg!!」

「なんて卑怯な奴なんだ!」

「酷い! 虎次郎が可哀そう!」

「この人でなしがあああ!」


罵詈雑言を受けても代は一切動じることなく腕を再構築する。


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