呪い119-動物って良いな
代は恐る恐る動物を見て回った。
しかし、書き込み書かれていた事は未だに起きない。
彩夢は
「大丈夫でしょ? こういうのって大抵嫉妬を含んだ冗談が含まれているから」
「含まれているってことはそれ以外の事もあるってことだよな……何呑気なこと言ってんだよ……それにアイツらに無理矢理行かされた動物園だぞ? 確実に何かある」
「その時は鬼ヶ島組にチクる用意は出来ているから」
スマホを片手にラインを送り、見張り自体は完璧であることが分かる写真まみれであった。
「これでもし酷い目に遭ったらもはや無能集団に成り下がるぞ……」
代はさすがに安心を覚えて動物を見て回った。
そして、出て来た感想は
「マジうぜえ……」
であった。
彩夢はその言葉に
「どこがうざいの? 可愛いじゃん」
と返すが代は冷めた目で
「あいつ等さあ……当然の様に人に見られるだけで衣食住遊び道具貰ってんだぜ? 良いって思わない方がおかしい」
「でも人にずっと見られる事ってスト」
「お前も俺もそこに関しては動物と変わらんでしょう」
その言葉を聞いて周りの鬼ヶ島組に目をやると
「ああ……あんたの転職は動物園かな? 人間小屋があったのは多分大昔ぐらいじゃない?」
「確かにそんな画像は見た事がある……だが今はしてない……つまり働かないとダメみたいな風潮がある……それって酷くね?」
「生保もあるでしょ? 特に代は何処の職場にも属せない様な呪いうがあるから呪いを理由に」
「そんなのが理由になるなら裁判にも勝てるわ!」
「ごめん」
代の基本は呪いでは裁判にも権利も主張できないであった。
しかし、呪いを解けば確実に殺されるという悪循環に前向きに利用して金儲けすること以外何もなかった。
「ちなみに奴等の言う通りにするのは?」
「お前は知らんだけどけどああいうのって俺に全く見返りないしそれどころか食事も睡眠も無くなる……つまり味わうのは地獄の一途だけだ……趣味のアニメや漫画やゲームの出来ないただの汚い部屋にボーっと1日中放置の地獄では味わってみる?」
「うわあ」
さすがにその言葉を聞いて彩夢は嫌そうにする。




