呪い108-不良も
他の男子達も
「マジかよおおお! 中二で右手や片目が疼くならまだしもそこ疼いちゃったか! そこが限界になっちゃったか! ああはははははは!」
「うおおおおお! 俺の股に垂れ下がる暗黒竜よ! 静まれええええ! だっダメだあああ!! 制御不能だああ! もう我慢出来ん! うおおおおおお! 涼子オオオ! 俺の暗黒波動弾を受け止めろおおおお! ズドンズドンズドオオオン!」
と一人は腰を前後に振って煽り出す。
「アハハハハ!! ヤベええ! 暗黒波動弾! マジやべええ! 中でビックバン起こして生命誕生!!」
すると黙っていた皇は、
「おい! いい加減にしろ!」
「皇……」
春郎は救いを求める様な表情で皇に目線を向けると
「そんな未熟者と一緒にするな! 我は右腕に眠りし闇の竜を制御している!」
と春郎と自分の違いを主張した。
すると春郎を煽っていた男子達は申し訳なさそうに
「そうだな、あいつとは違うもんなお前は」
「お前は今も尚世界を守っている」
「お前とアレを同じにしてすまん」
と頭を下げて皇に謝罪した。
そして、再び春郎の方を向いて
「おいおいおい! 皇はちゃんと制御できてるのにお前はやっちまったな!」
「そういうの俺どうかと思う!」
「さっき人気者だとか言ってたけど調子に乗っちゃったのかなあ? 哀れだねエ」
「そういうところもムカつくんだよなあ!」
春郎は地面に崩れて
「糞おお! 糞おお! 馬鹿にしやがって!」
と逆ギレするが代はケタケタと嗤いながら
「うわあ! 責任逃れしようとしてるうう!」
「そうやって自分は違うみたいな感じだしてんじゃねえよ! 馬鹿なんだろお前!」
と煽り続けていると
ガタン!
と席を立つ音がした。
煽っていた男達は目線を向けると
金髪の長い髪をしたピアスで目つきの悪い少年が立ち上がった。
「あいつは」
「クラス一のヤンキー……確か中学最強ヤンキーの3年金城 豪に認められていたあの……」
「相楽 雷吉だ……あいつも女と遊んでいるってよく聞くし……まさかあいつも……」
とDT男子達は騒めき始める。
春郎は勝ち誇ったような表情でDT男子を見下すような目で見る。
まるで仲間はいたぞと言わんばかりに代やDT男子達を見ている。
「チッ!」
「ウザ」
「うわ」
「ムカつくわあ」
と春郎を見てイラついていた。
そして、豪が春郎の近くに寄り肩を叩いて言った。
「生はダメだろ……さすがに……」
救いの手を差し伸べて貰えると思っていた春郎は固まってしまった。




