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呪い103-問題は起こしてないよ?

「ううん! 全く君は問題発言の天才だな……こうも問題を起こすとは」

「あの……親の前でそんなことを言って人としてどうなんですか? 先生としての素質とかどうでも良くて」


睨むように坂本を見るが


「何を言ってるんですか! この男がどこまで邪悪か親として気付かないんですか! こいつは人を救わない上に苦しむ人間を見て喜ぶんですよ! その上自分の才能は自分の欲望を叶える為だけにあるとしか考えていない! こいつを放置する事がどれだけ危険か分からないんですか!」


必死に反論する坂本に代は


「ぶふ! それがお前の正義か? ああ? ウケるうう! 俺は今まだ何問題を起こしてはいない! たとえ未来にとんでもない事をやらかす事だとしても俺は何も問題を起こしていない! それがどういう意味を指すか理解出来るか?」

「何だと!」


代は楽しそうに言う。


「つまりは今現時点で俺を裁くことは不可能だ! お前の答えが例え正論だとしてもそれは起こしてからの話であり起こしていない今の時点で俺を消す事は出来ない! 俺を倒す事は出来ない! 俺には一応なりとも人権がある! そしてこの不死身の呪いがある! 逮捕も出来ないし縛りあげて拷問することも出来ない! その上俺には鬼ヶ島組が付いてんだよ! つまり俺が問題を起こさない限り鬼ヶ島組も家族も他の教師も俺を見捨てる事は出来ない!」

「ふざけるな! なら起こすまで待てというのか!」


代は中指を立てながら


「まあそういう事だな! 法治国家であるこの国を呪え! 俺が問題を起こし法律違反をしない限りお前等に俺を裁く権利は現れないし俺を滅ぼす権利も義務も出来やしない! まあ勝手にするのは勝手だがやり過ぎるとどうなるか分かってるよなあ? ねえ! 鬼女さん!」

「ああ、問題を起こそうが起こすまいが私らは代を守る……それが私達のメリットであるからな……救う事も許さん……救われちゃあこっちの利益が丸つぶれだからな……破壊がある事は本当に素晴らしい利益を生むのにもったいない」


その邪悪な言葉に坂本は


「校長! 聞いたでしょ! こいつらはこういう奴等なんです! 鬼ヶ島組だって本来潰す方がこの世の為なんです!」

「無様だな! 人に頼ってもお前の責任は逃れられないぞ! まだ罪を犯してもない俺の邪魔をすればこうなる!」

「全くその通りだ……すまないが一応は問題を起こしていない代君を差別すると色々と面倒になる……こちらだって疑われるような事をするのは恐ろしいんだよ……例えそれが正義でも悪でも関係ない……私は事なかれ主義だからね」


そう言ってテスト用紙を出すと


「代君……破られたテストはこちらで回収し本来の点数を戻そう、そして今から勉強をして再びテスト……時間を取ってすまない……」


そう言ってテスト用紙を出す


「こんな奴にそんなことを……」

「あの? 黙ってくれんかね?」


校長は睨むように坂本を見る。

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