祈り
掲載日:2021/07/13
散りゆく年月の中で
遥か前から望んでいたような気がする、その姿を朧げにみていた
ただ、霞んでいく大地と
狭くなっていく空から一心に逃れたくて
走って走って走って
ついた先が今で、
ああ ここにあったか。と思った。
辿り着いた先は
中継地点ではなくて
そもそも
辿り着く先などなくて
辿り着く先など、ない
ないのだ
みな、ここにいる術しか知らず
ここにいることでしか幸せであることを知らず
今
幸せであることを選ぶことでしか
今を幸せに感じることが出来ないと知る
悲しくて悲しみの中でさえ
悲しみに暮れる中での私はほっとしている




