EX-8 ヤギコー1%プレハブラジオ15時だべ。~プリティプリンセス他からの相談~
「HEYHEYHEYヘエエエエエイ! さあさあ本日もやって参りました、ヤギコー1%プレハブラジオ、15時だべ。パーソナリティはわたくし桜井ゴートがお送りします。先週はホリデイを頂き、エヴリバディにお会いするのは2週間ぶり。1週お休みしただけなのに懐かしい空気すら感じます。しかしそんなノスタルジアはきっと気のせい! いつものコーナーに参りましょう!」
『小山羊たちの沈黙。~桜井ゴートのお悩み屠畜場~』
「このコーナーは小山羊達の悩みを、わたくし桜井ゴートが真摯に処理するコーナーです。夏休み中にもかかわらず、悩める小山羊達からお便りが沢山届いております。今回ご紹介するお便りはこちら! ラジオネームレンレン」
『いつも楽しくラジオを拝聴させて頂いております。早速ですが相談です。自分はとある部の部長を務めているのですが、部内の男女関係が拗れ困っています。この前は部室で修羅場が発生し、雰囲気最悪でした。恋愛禁止令を出そうかと思ったのですが、さすがにそれはやり過ぎな気がします。何かいい代案ありませんか? PS.桜井ゴート! 演劇部に入れ!』
「本気でお困りの御様子ですね。ならばこの桜井も本気で答えましょう。代案はズバリ、擬人化恋人作戦! 部員1人1人に身の回りにあるもの、身に付けているものを擬人化させ、さも恋人のように振る舞わせましょう」
『ピアスさんにピッタリ密着されてドキドキしちゃう!』
『参ったなあ、ベルトちゃんが俺の腰に纏わりついて離れてくれないぜHAHAHA!』
「イエス! これで理想の彼氏彼女がいつでもあなたの傍に。これなら全員にラヴァーができる。仲間外れなし。取り合いなし。修羅場なし。平和な世界。ピースフルワールド! 是非お試し下さい。次のお便りです。ラジオネーム、プリティプリンセス」
『おれは可愛い。世界一可愛い。おれの可愛さで、学校中の女子(たまに男子)はおれの虜だ。だが悲しいことに、可愛すぎるおれを巡って水面下で争いが起きている。でもおれは可愛から全てが許される。可愛いは正義。そうだろ?』
「何が言いたい! 申し訳ありません。余りにも電波ッパな内容で、この桜井ゴートともあろうものが取り乱してしまいました。というか相談ですらないよねコレ? ただの自慢ですよねコレ?」
「プリティプリンセスさんは自分の可愛さに相当の自信がおありのようですから、いっそのこと飼育小屋で生活しては如何でしょうか。名付けて、おれはペット作戦」
「交代で女の子達に世話をして貰いましょう。これならあなたを巡るファンタスティック・ウォーの不安もありません。理想のペットライフ。捨てられないようにだけご注意を」
***
『ストップ! ポイ捨て!』
ピコーン♪
「空き缶邪魔くせえなあ……そうだ! 自販機の上に置いときゃいいだろ!」
ブブー!
「串を捨てたいけどゴミ箱が見当たらない……そうだ! 生垣なら問題ないっしょ!」
ブブー!
「店の裏に捨てときゃあ、店の奴が片付けてくれんだろ」
ブッブー!
『見えないところなら問題ない。そう考えてはいませんか?』
デンデロデンデロ――
「皆も捨ててるし、オレ1人増えたところで変わらない」
デンデロデンデロデンデロデンデロ――
『だからと言って捨てて良い理由になりません』
『良心を捨てず、ゴミと一緒に持ち帰りましょう』
***
「昨日は花火大会、そして本日から七夕祭り。桜井ゴートは声高に叫びたい。ゴミはきちんと持ち帰れ!」
「いやはや……こういうイベントの時いつも思うのですが、道に捨てなければポイ捨てじゃないって思っている人の多いこと多いこと。しかも見えないところに捨てるから、回収するのにも一苦労。アイム・ベリー・サッド!」
「それと! わたしの自転車の籠に空き缶捨てた奴……桜井ゴートは決して許しませんよ。中身が入っていることに気付かず、わたしの大切な大切な服にコーヒーのシミが付いてしまったんですからね! クリーニング代ペイしなさい!!」
「さて、そろそろお別れの時間です。冒頭でも申し上げましたが、本日から七夕祭り。マナーを守って、フェスティバルを楽しんできちゃって下さい。それではまた次回の放送でお会いしましょう。GOODBYE AND SMILE! さよならは笑顔で」




