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脇役らしく平和に暮らしたい  作者: 櫻井 羊
小学生編
6/232

ろく



「もうすぐ体育祭だね」

「もうそんな時期かぁ…」


 昼休みに早苗ちゃんが楽しそうに話しかけてくる。そうか、もう体育祭の時期か。護身術を習い始めて少しずつ体力もついてきたし、前世の頃より運動神経のよさそうな体だ。楽しめるといいな。


「どんな競技があるんだろうね」

「リレー、玉入れはあるだろうねぇ。定番だし。あとは綱引きとか、上級生なら騎馬戦とかもあるかも」

「一年生は大玉転がしとかかな」

「かな」


 早苗ちゃんと話していると先生に呼び出された。勿論秋田君もいる。どうやら今日の帰りのHRで体育祭の競技について体育委員と協力して決めてほしいそうだ。ふむ。タイムリー。




「と、いうわけで体育祭の競技について話し合います。我こそはという人手を挙げてね」


 ちなみにリレーは問答無用で足の速い順である。


 競技に出る人間はあっさり決まった。皆積極的でよろしい。そのままでいてくれ。私が楽だから。

 競技に出る人間を紙に記入し、先生に提出する。私はリレーに出る羽目になってしまった。勘弁してくれ。早苗ちゃんは玉入れである。そして秋田君はリレー。足速いもんね。




「へぇ、波留はリレーにでるのか」

「出たくないでござる」

「俺も出るよ」

「さっすが」

「波留のクラスは何組?」

「白!」

「じゃぁ俺と一緒だね。頑張ろう」

「やった! 兄さんと一緒!!!」


 兄さんと一緒なら頑張るよ! 俄然やる気出てきた!

 自分でも思うが、私は兄さんが、家族が大好きである。自慢の家族だ。


 ちなみに聞いたところ、赤坂は青、木野村は緑、辻村は赤だそうだ。



 それからは学校が体育祭一色に染まっていく。体育祭の準備に大忙しだ。かくいう私も雑用に駆り出されている。本当に委員長という役職はやっかいだ。

 しかも、雑用以外にも私はリレーの練習もしている。私が出るのは組別リレーと呼ばれる各クラスから一人ずつ選出され、一年から六年までが協力してバトンをつなぎ、走る競技だ。これは後半の選手になるにつれ距離が延びるので後半は大体上級生が務め、私のような一年生は最初に走る。これは男女別。そしてもう一つ、学年別リレー。これは各クラス六人が選出され、男女混合で走る。男子三人女子三人だ。私はこれのアンカーである。何故だ。普通男子ではないか。

 これを決めるときに気が付いたが私は体力測定時の50mのタイムがクラスで一番良かったらしい。嘘だろ。この体運動神経良すぎやしないか。


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